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日比谷躁躁曲_6日め

自立支援医療の申請について

自分が行った「自立支援医療」の申請の段取りと、その助けについて。
心療内科に通う多くの方にとって、役所に申請に行くこと自体が苦痛であったりあるいは怠惰性と格闘の末に諦めてしまうことも多いかと思う。
実際、一度目の通院の際には、自分も同じだった。

二度目(今回)、診療所の看護師さんより自立支援についての書類が必要かと言われ、ふと思い出した。
医療費が嵩み、苦しんだ過去の自分を。

自立支援の申請にとってハードルは二つと思っている。
上記の気持ち的に向き合えない、取り組む余裕がない。これが一つ目。
もう一つは申請時に病院に書いてもらう診断書の費用(自分は¥5,000)、これが前向きに検討する気持ちを阻害する。

心療内科の治療には長い期間とお金がかかる。
特に双極でリチウムの治療が始まる場合は、定期的な採血が発生するので、その度に飛んでいくお金に心を悩ませ治療自体を辞めてしまうこともある。
自立支援医療制度は、「一つの病院、一つの薬局」に限られるが、医療費負担が通常の3割から1割になる。これは診療科に通う人間にとって何よりの助けとなる筈だ。
多くの方が、仕事を休職、あるいは辞めて治療を行う。この時にお金の心配からはできるだけ離れた場所に自分を置いてほしい。
自分の申請は、稀に訪れる気力のある時や躁状態の時に一気に行った。

手間と時間はかかるが、それ以上に毎回1割の負担になることの大きさ、そして減額されている請求書を見ることでほんの少し嬉しくなる心への効果も意外とバカにできない。

申請後、半月ほどで黄色い手帳が自宅に届く。
家族に知られないように受け取る方法も役所で説明していただける。
手帳がなくとも、申請の役所の押印さえあれば、その時から1割にしていただける医療機関も存在するので、そこは各医療機関に各医療機関に訊いてみてほしい。

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