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【ショートショート】死亡フラッグマン AIが作った物語がおもしろい

こんばんは。今日も一日お疲れ様です。
連休の方も仕事が続く方も一息ついて、物思いにふける時間を大切にしてくださいね。

今回も短い物語です。
さくっと読めますのでショートショートを一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。




エフ兵士は走りながら銃を構え、敵の陣地に向かっていた。草むらをかき分け、岩や木の陰に身を隠しながら仲間たちと共に進んでいく。窪みへ滑り込み少し息を整えている時だった。後方からやってきたジー兵士が声をかけてきた。「なあエフ聞いてくれよ、俺さ帰ったらプロポーズするんだ。」とジー兵士は婚約指輪を取り出し遠く離れた彼女を思い眺めていた。「よし、戦争が終わったら一緒に飲みに行こう。お前の結婚祝いをしてやる」とエフ兵士は笑って肩を叩いた。ジー兵士は照れくさそうに「まだ結婚が決まったわけじゃないけどな。よろしく頼むよ。」と言った。

エフ兵士は「生きて帰るぞ。」と言い、体勢を変え敵陣へ銃口を向けた。


目を疑った。

目の前には、黒いジャージとストライプのショートパンツを身に纏った男が立っていた。
手には赤い旗を持ち大きく振り回している。

すると突然、衝撃と爆音が轟き、辺り一面に土埃が立ち込めた。エフ兵士は土砂の中から自力で這い出した。そしてすぐ先にジー兵士が倒れていることに気付いた。エフ兵士は急いで駆け寄った。揺さぶり大声で呼びかけるがジー兵士は起きることはなかった。


赤い旗を持った男は悲しそうに二人を眺めていたが、しばらくして厳格な表情に戻り戦場を見渡した後、どこかへ走り去って行った。


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