未来のためにできないこと
最近、地球にメガネがかけられたらしい。
自分や周りの問題に、鮮明にピントをあわせてくれる。素晴らしいメガネだ。
地球温暖化、差別、戦争。
すべての問題をくっきり見ることができる。
どうやら、ハッキリ見えた世界の行く末は余りよろしくないらしい。
地球は温暖化するし、差別とか、戦争とか、あんまりプラスチックも良くないという。
そう、意外とハッキリしてないのだ。
世界中で問題が発見される中、余りに増えていく問題の分母に、ひとつの分子の1つである我々にはむしろ問題が薄まっていく感覚すらある。
余りにも光る無数の長い赤信号の中、赤信号を青信号に変える術を考えることは非常に難しい。
ただ待つことさえ困難で、いっそ赤信号のまま渡ってしまった方が現実的ですらある。
「このままではいけない」という事は、ニュースの感じでうっすら分かったが、「なにができるか」これが難しい。いっそ、「何ができないか」を考えてみるのもいいのではないか。
1.地球の為に息を止めてみる。
温暖化には、どうやら二酸化炭素が良くないらしい。
呼吸を止めてしまえば二酸化炭素は減るに違いない。しかし、呼吸を止めればそれに反比例してメタンガスを含む屁の回数が増加する為に現実的ではない。
2.電気を使わない
従来の電気を作る方法は、未来に何らかのダメージを与える事がわかってきたらしい。
それならば使わなければ良い。しかし、電気を止めてる時間に比例して、メタンガスを含む屁の空気清浄回数が減ることは明白である。よって現実的ではない。
3.もう思い浮かばない。
もう何もない、我々にできることは無限にある。
できない事は呼吸を止めること、そして屁を止めること、それだけである。
無数に増える問題の分母は、私たちのやる気を奪う。
いっそ、SDGsなんてメガネを外して「なるべくエコ」とか「1日1ゴミ拾い」とか、「人に優しく」「腸内環境を整える」とか、薄目で未来の問題に向き合ってみたら、案外未来編の地球も良い世界になるのではないか。
私たちは生まれてから呼吸をし、食べたらウンコをし、それを何回か繰り返して死ぬ。
何を残して、何を残さないのか。
ウンコとウンコの合間に少し考えてみるのもいいかもしれない。
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