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未経験者がDTPオペレーターになるのは可能か? チャンスはいくらでもあると思います。

わたし自身、過去に何度か面接をしたことがあるので、その辺の経験を踏まえて、未経験者がDTPオペレーターになれるかどうかをまとめてみました。


未経験だから無理だと思っていませんか?

DTPオペレーターになりたいと思うけど、自分は未経験だから無理だろうなと思う人が多いと思います。

その意志がどれくらいのものかにもよると思いますが、本当にDTPオペレーターになりたいと思っている人なら未経験でもなれると思います。

ただ、いろいろ疑問や不安があると思うので、未経験の方が気になるであろう項目をまとめてみました。

①DTPアプリケーション(Photoshop・Illustrator・InDesign)を独学で学んだけど就職できるだろうか。

独学もいいかもしれませんが、スクールに通ったという実績があった方が良いと思います。

わたしの場合、専門学校でPhotoshop・Illustratorをある程度学びましたが、専攻は3DCGだったため、卒業後にDTPスクールに通いました。スクールでは作品づくりも課程に含まれますので、その作品もそのまま面接に持っていくことができます。

通うのにはもちろんお金がかかって大変でしたが、結果的にやりたい仕事ができたのでとても満足しています。自分への投資だと思ってスクールに通った方が良いと思います。

②面接に持っていけるような作品づくりをしておくべきか。

もちろんです。先に述べた通り、わたしは今の職場では面接をする側の立場ですが、何も持って来ない人はやはりそれなりの人が多いです。本当にDTPオペレーターになりたいのかなと思ってしまいます。

スクールや独学でPhotoshop・Illustratorを学んだだけ、という人が作る作品を面接で見せられても、面接する側は「未経験者の作品」として見るので、すごいとか美しいと感じることはないと思います。でも熱意は感じ取ります。未経験者が見られるのは熱意だと思います。

③未経験で採用される年齢は何歳くらいまでだろうか。

体感ですが、30歳までだと思います。

20代の人が面接を受けに来たら、採用する側も「育てれば大丈夫かも」とか「やる気を感じるから教え込んであげよう」という気持ちになります。

30代でも運が良ければ採用されるかもしれません。

しかし40代になってしまうと相当難しいと思います。わたしが面接をする場合、経験者であっても40代だと履歴書を見た段階でお断りしてしまうことが多いです。若い人材を採用して育てていかないと会社全体が老いていくからです。

基本的に「何かをはじめるのに年齢は関係ない」という考え方にとても賛同しますが、仕事となると現実的にはちょっと難しくなってくると思います。

④InDesignも使えた方がいいのか

DTPの仕事をするならInDesignは覚えるべきです。ページものを作らない、もしくはページものを作る仕事が少ない会社ではInDesignを使わないなんてことがもしかしたらあるかもしれません。

しかしInDesignはとても優秀で便利なアプリケーションです。ページものでなくても、例えばチラシや名刺・封筒などはInDesignで組むことが多いです。Illustratorよりもきれいに、丁寧で速くデータ作りができるようになります。

面接ではPhotoshop・Illustratorは使えるけどInDesignは使えない、という方が多い印象です。他の方と差別化を図るためにもぜひInDesignについて学びましょう。

InDesignに関するおすすめのサイトも載せておきます。

まずは未経験者OKの会社を探しましょう

転職サイト等で未経験者OKなんてところも出ています。そういうところにどんどん応募していきましょう。わたしもはじめての就職の時は未経験者OKというところで採用してもらいました。未経験者OKと謳っているところにあまり良いイメージがないかもしれませんが、そうとも限りません。

わたしが最初に就職できた会社は商社で、自社の扱う商品の通販のカタログを制作する仕事でした。アットホームでとてもよい職場でした。

若さも採用の理由になったとは思いますが、そこでまず3年間経験を積みました。その後、もっと印刷のことを知りたいと思い、印刷会社に転職しています。なので若い方はまずは入れるところに入って、そこでは身に付けられないものを身に付けたいと思ったら転職する、というやり方でもいいと思います。

【結論】Photoshop・Illustrator・InDesignが使えれば何とかなると思います

面接にたどり着くためにもスクールに通うことをおすすめします。スクールにも通っていない、独自で作品も作っていない、それでも印刷物を作る仕事には興味があります、と言われてもわたしだったら採用しません。

余談ですがたまに絵画などのアート作品を持ってこられる方がいます。しかし残念ながらアート作品よりもチラシや名刺やパンフレットなど、実際に使うことを想定されて作られたものを見せて頂いた方が印象が良いです。

会社によっていろんな採用の意図があると思いますので、もしかしたらPhotoshop・Illustrator・InDesignのことを全く知らなくても採用なんてこともあり得るかもしれません。

本当にDTPオペレーターになりたいならとにかく行動するしかないと思います。

このnoteを通してわたしがやりたいこと

そういった未経験者からDTPオペレーターになりたいという人が作品を作る際に、データの作り方で分からない部分をサポートしていきたいと思っています。メールで「こういうときはどうしたらよいのか」といったやり取りをして、データを完成させていくということです。

その辺のことも後日、別の記事で書いていきたいと思っていますが、初心者の方でデータの作り方で分からないことがあって困っている人がいたらお気軽にご連絡ください。もちろん平日は仕事ですが、仕事の合間にやっていきたいと思います。

もしご相談いただけた場合は、月曜日~金曜日の9:00~17:00の間にご連絡いたします。せっかちでない方からご連絡が嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。


このnoteでは、将来的に印刷物を作る仕事に携わりたいという人や、DTPをはじめたばかりでよくわからないといったような人たちの役に立つような情報を発信していきます。更新は不定期ですがどうぞよろしくお願いいたします。

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