世代別投票率というのはよく問題になるが「世代別投票数」ってどんな感じなんだ。だって票数が問題じゃん選挙なんだし。ちょいと古いが2017年第48回総選挙をネタに、僕の子供世代(18~34)、僕の後輩現役世代(35~54)、僕と先輩世代(55~74)、僕の親世代(75~)でグラフ作ってみた。
フェイスブックに投稿を書くのに「国政選挙の年代別の投票数」って、どんな感じなのかな、というのを知りたくて、ググったら出てきたのが2017年10月の総選挙について分析した不破雷蔵さんという方の、ヤフーニュース記事。
「若年の意見力は団塊の4分の1にも満たず…投票者ピラミッドの実情をさぐる(第48回衆議院議員総選挙版)」2020年7月6日
選挙としては、ちょい古いが投票数がわかるデータというのが以外にない。この記事冒頭のグラフデータを、ひとつひとつエクセルに数字を移して、あれこれいじってみた。
若い人は投票率が低いっていう話がよく話題になるが、そもそも人口が少ないわけで、「投票率を上げても投票数が少ないから、結局、若い世代は選挙で存在感を上げられない、自分たちの意見を反映できないんじゃないか」と思ったわけだ。
で、自分でグラフにしてみました。
あ、その前に、漠然と何歳から何歳、とやっ
ても、自分事化しにくいので、
①僕の六人の子供の年齢(今年度誕生日を迎えると)18歳から34歳なので、この18~34歳を、僕の子供世代とします。(五年前なのは、目をつぶる。)
②次が35歳~54歳。僕の仕事での後輩で、まだ現役・社会の中心で働いている世代。
③その次が55歳から74歳、僕自身と近い先輩たち。Facebook友人はここに集中している。
④で、最後が、ちょうど、後期高齢者。75歳以上。僕の親、86歳母、91歳父も当然ここに含まれる。
①僕の子供、②僕の後輩、③僕、同僚からちょい先輩、④僕の親。うん、うまく分かれたぞ。
ということで、さてグラフを見て見ると。
なんと、僕の子供世代。そもそも人口がめちゃ少ない(2099万人)。五年前だと、かろうじて後期高齢者(1842万人)より多いけれど、2022年の今だと、団塊世代が後期高齢者に突入しているから、確実に逆転しているな。
そして、投票率がすんごく低い(36%)から、投票数で見ると、後期高齢者よりもはるかに少なくなる。(投票数 後期高齢者974万票 子供世代751万票)
つまり、僕の子供たち、34歳以下の世代ががんばって意識を上げて投票に行くようになっても、後期高齢者より政治への影響を大きくするのは、かなり困難ということだ。
あとね、ふたつめのグラフ、
性年齢別で見ると、若い方2つの区分だと、女性の方が投票率が2~3ポイト高い。男女が並ぶのが60代になってから。男性の方が高くなるのは70歳を超えてから。現役世代の男性、情けないぞ。「仕事が」って、いまどき女性だって同じように働いているだろうが。
こうやって見ると、投票を呼びかけなきゃいけないのは、子供世代(18歳~34歳)もそうなんだけどさ、むしろ人口も多くて社会の真ん中にいる35歳~54歳の世代みたいなんだな。就職氷河期とかまあ、いろいろあったんだと思うが、社会の真ん中にいて、仕事が仕事がといっている世代が、政治に関心をもって、選挙に行くにはどうしたらよいか、考えないとダメだと思うな。社会を変えるには。
っていうか、団塊ジュニアの世代は人口が大きいので、ここがぐわっと動けば、ここが投票率70%とかになれば、選挙結果を左右できると思うのだよな。
夜中にたまたまデータいじくってたら、面白くなってしまっての気まぐれ投稿なので、結論とか、意見とかはあんまりない。
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