NATOとEU、いろいろ分からないことを調べてみた。2月23日分。

2月23日 10:22  Facebookでは下書き非公開。勉強途中でよくわからなくなったので。

 EUとNATOの関係、「重なっているのはどの国」で「どちらか片一方だけの国」はどこなのか、整理しておこう。
NATOに加入しているが、EUに加入していない国
アメリカ、イギリス、アルバニア、トルコ
EUに加入しているが、NATOに加入していない国
スウェーデン、フィンランド

ほかにもあるけれど、分かりにくいなあ、どこかに対比表とかないのかな。


 話は全然違う方に飛ぶが、オウム真理教事件が起きた時、きわめて真っ当な常識人である父が、テレビのニュースを見ながら「まったくこいつらは何を考えているか、わからん。」と言ったのに対し「いやあ、かなり、わかる。別に肯定しているのではなく、一歩、どこかで間違えば麻原にはならずとも、上祐になっていたかもしれないという危機感というか、わかる感はある。上祐は同学年だし、早稲田高等学院の同級生には、僕の中学同級生もいる。上祐が普通に社会人になっていたら、僕と同じような職業になっていても不思議はない。ノストラダムスの大予言や宇宙戦艦ヤマトや未来少年コナンやAKIRAや空手バカ一代、そういう「核の終末」と「超能力を持つ」ことへの憧れの中で子供時代から育ってきて、この社会の閉塞感の中で、そういうことが、まずは超能力の習得が修行で可能なのではないかという興味から入って、科学エリートだけがコミューンを作って理想の社会を作るという運動に傾倒していく道筋というのは、そんなに分からない話ではない。ただ、あれは着るものとかいろいろ、あまりにダサいのと、僕が小さい時からエホバの証人だのなんやかや、新興宗教やカルトに近い宗教について研究していて、そういうものへの警戒感というか、見切りができていたから、バカバカしいと思っただけで、理系エリートでそういうことへの免疫が無い、僕と同世代の人間だと、一つ間違えると、あっちに落ちるのは、わからないではない。」と父に答えたことがある。


 別にオウムを支持したわけではなく、そうなってしまう側にはそれなりの理由と必然があるということを「あいつらは頭がおかしい」と切り捨ててしまうことはできないということだ。


 プーチンの、ロシアのやっていることは、戦前の日本のやっていることを理解すれば、あれとそんなに違わない。どういう気持ちで今のようなことをしているかは、戦前の日本がおかれている状況をかんがえれば、何も不思議ではない。戦争が起きる時というのは、同じような形で、ある国を追い詰める形で起きるのだなあ、というのが、今の気持ちである。


 東ヨーロッパや、旧ソ連から独立した国が、政治的に民主化を求め、経済的にEU圏に入りたい、と思うのは自然なことで、それは止める権利は他国には全くない。「EU」という話ね。


「EU」と「NATO」は、加入国の大半はかぶっているけれど、そうでない国もある。スゥエーデンやフィンランドはEUには加盟しているが、NATOには入っていない。


 ウクライナが「EUに入りたい」という話と「NATOに入りたい」という話の関係というのが、微妙な話だと思う。旧ユーゴの中で、西側に位置するスロベニア、クロアチア、アルバニアのなどはNATO加盟したが、東側の国セルビア、ボスニアとかは加盟していない。


 ロシア自身はEUに入らなくても、EUの中心、ドイツが、エネルギーをロシアに大きく依存していて、経済的、貿易上の関係で「もちつもたれつ」になっていれば、それはそれでよいと思っている。ウクライナがEUに接近することは面白くないが、ウクライナ国民の「EU加盟」への動きは、止められないなあと思っていたのではないか。


 NATO加盟はソ連を抑え込むための、軍事同盟だから、ウクライナが加盟というと、話は別である。NATOとロシアの間には、少なくとも中立である緩衝国が必要で、本来ならば、スウェーデン、フィンランド、バルト三国、ベラルーシ、ウクライナ、ジョージア、旧ユーゴの東側の国が「緩衝国」であり続けてくれればよい。


 そんな中、バルト三国のNATO加入はロシアにとっては大ショックだったに違いない。(バルト三国やフィンランドと、ロシア第二の都市、サンクトペテルブルグの距離はものすごく近い。ヘルシンキと300kmくらい、エストニアの首都タリンとも500km)ない。東京大阪くらいの距離である。)
これでウクライナまでNATOになってしまうと。キエフとモスクワの距離は800kmくらい。広島から東京くらいである。地続きで平野だけで、隔てる山脈もない。進軍しようと思えばあっというま。


「ロシアがウクライナを攻める」のもあっという間だが、ウクライナにNATO軍が駐留することになってしまえば、それがどれほどロシアにとって耐えがたいかは、考えればすぐわかる。


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