生大喜利会主催者アンケート 結果〈中編〉

中編では主に参加者について寄せられた質問と、そこへの回答を中心に掲載しています。

※加筆は誤字や表現にまつわるものであり、内容の改変は行っておりません。省略に関しては、複数名同じような意見を述べられていた場合は統合したり短縮したりさせてもらっています。
※このアンケート結果は大喜利会を主催する、会に参加するにあたっての正解不正解を定める目的で集められた物ではありません。様々な人の意見を知りたい場合に見ていただいて参考にしていただければ幸いです

Q7.「次も参加してほしい」と感じる参加者はどのような人ですか。また、参加者が手伝えることや、参加者がしていると良い行為はありますか

【こんなひと】
・楽しそうな人
・単純に回答が面白い人
・(主催側が)その人の大喜利が好きな人
・パッションがあると嬉しい
・勝つとわかりやすく喜んでくれる人
・話やガヤがうまい人
・他の参加者の邪魔をしない人
・ガヤに対する受け身が面白い人
・仲間うちで固まりすぎない、全体が見えている人
・(個人的な趣向だが)「お題の真芯を捉えるような」回答をする人が会に1人は居て欲しい

【良い行為】
・(会の後に)感想を言う
・沢山声を出して笑う
・自分の番じゃない時も他の人の大喜利を見て楽しむ
・無理の無い範囲で手伝ってくれる(声をかけたらすぐに動いてくれる、閉会後一緒に片付けてくれる、設営や書記を買って出てくれる)
・他の人の回答に(良い方向に)被せ回答したり、協力したりする
・呼びかけたときに他の人に促す
・こちらがいったことに返事をする
・主催者が喋っている時に、たとえ知っている内容であってもちゃんと聞く(ポーズだけでも○)
・(キャンセルや遅刻など予定の変更がない方が助かるが)ある場合は適切なタイミングで連絡をする

【ない!いない!】
・集まってくれる人に大喜利以外のことを期待していない、気を配らなくてよい(どうしても手伝ってほしいときは声をかける)
・どなたでも、いつでも
・基本的に全員来てほしい


Q8.出来れば参加を控えてほしい人はどんな人ですか。また、参加者にしてほしくない行為や、善意からであっても迷惑になり得る行為はありますか

【こんなひと】
・その人がいることで他に参加しようと思ってた人が参加しなくなるくらい嫌われてる人(そんな人ほとんど知りませんが)
・自分が大喜利をすることだけを考えている、自分にしか興味がない人
・酔っ払いすぎてる人(ほろ酔いくらいなら良い、お酒は適度に)
・望ましくない方向へと場のイニシアチブを取ろうとする人

【🙅🏻してほしくない、よくない🙅🏻‍♀️】
・不必要なガヤ(関係性の無い回答者への失礼な言葉、回答のスピードが滞るような量)
・勝者を祝福出来ない、他の人の回答を聞かない、他の人の回答中に喋る
・(解説のつもりなのか)客席で自分語りをする
・機材を乱暴に扱う、物を壊す
・施設の規則に反する(わざと汚す、危険物を持ち込む等)
・注意に従わない
・ウケなくてあからさまに不機嫌になる、拗ねる
・できないプロレス(おふざけ)を他の参加者にしかけて、他の参加者をケガさせる
・開場や開始時刻を守らない(理由のない遅刻をする、開場前に会場に入ろうとする)
・主催が話している、進行しているときにこそこそ喋る
・他者への攻撃的な発言
・片付けの際に、主催の私物的な細かい物品は本人に任せた方が良いかも
・ボケてほしくない時にボケる・目立とうとする(審査員の時や、人の入れ替わり等)

【特になし】
・必要があれば怒るから基本的には常識の範囲内で好きに振舞ってもらって大丈夫
・今までそう思うような人や行為に出会っていない
・周りに迷惑を掛けさえしなければ宜しい

Q9.開催後、SNSなどで参加者が会の感想を共有することについてどう思いますか

【どんどんやって!】
・主催のモチベーションになる、嬉しい、ありがとうございます
・界隈全体が盛り上がって欲しいから
・クローズドでも面白い回答は共有すべき
・関西では回答のしがみが少なめなので(最近は増えてきた)
・感想が少ないと、今回の会はイマイチだったのかなと思ってしまう
・良かったことはもちろん、悪評も非常に助かる(会をやっていて気づけないことが多いため)
・主催は会の感想を栄養として生きています

【どちらでも】
・自由にやったらいい
・思い出を大切にしたいという気持ちは尊重されるべき、無理にしがんだりする必要はない
・(個人的には)当日楽しく大喜利をしてもらい、いい回答が見られれば十分
・会が終わったあとはもう主催者の手から離れたものだと思っている

【少し気になる】
・面白かった人について述べるときに「面白かった」「凄かった」だけ書いてあると定型文的で寂しい気はする、どう面白かったのか少しだけでも書いてくれると、その回答者さんに対して誠実な感じがする
・クローズの会の感想などは見かけると正直モヤっとしてしまう部分はある

Q10.主催初心者にオススメしたい企画内容や会の形式はありますか(企画発案者からの許可が必要な場合はお名前も明記いただけるとありがたいです)

【こんな感じどうでしょう】
・シンプルに車座や指名ローテを繰り返す(勝敗がないとより簡単)
・司会は持ち回りで、お題も持ち寄りでやると気が楽
・主催がやりたいことをやるのが一番
・少人数で、気心知れた人を周りに配置する
・審査形式と点数計算がややこしくなければなんでも
・生大喜利始めて間もない人だけで会を開けば、同じレベルで切磋琢磨できるし主催の未熟さもお互い様で許せるのでは(最近始めた人は歴の長い人とやりあうことが多く、自信を無くさないか心配)
・数名招待で呼んでから残りの参加者を募集するのがオススメ(最低限人がいるかどうか、面白い人が見られるかどうかで参加モチベーションが変わると思う)

【共催をおすすめ】
・緊張するので、知り合いと共催すると良い
・初心者なのをいいことに、色んな人に頼っていい、頼られて嫌な顔をする人は経験上あまり居ない
・個性を出したい場合はやりたいことをピックアップして主催に慣れている人にバランスをとってもらうと良い
・「会をしたいんですが、手伝ってくれるひといませんか」などとTwitterで呼びかけて、リアクションをくれた人に頼むと良い(全員に依頼しなくても、喋りやすいひとや頼れそうなひとを勝手に選んで問題ないと思う)

【具体的におすすめできるルール】
・木曜屋さん発案、テトラボで実施中の「オオギリホエール」
☆みんなでノルマクリアを目指す
☆6人1題7分(7分経過後ラスト1答OK)
☆Good:1点, Very Good:2点, Fantastic!:5点(主催が審査)
加点版の落城大喜利みたいなもの。①勝敗がでず落ち込む人が少ない②達成感はある③主催審査で他の参加者負担が少ない、ので盛り上がりやすい気がします

・お題を考える企画(発案者不明、同時に色んなとこでやり出している、ネット上でも見られるので誰がやっても良さそう)
①最初に1名が単語を提出
②制限時間1分で、他の参加者が一斉にその単語にまつわるお題(その単語を使う or その単語から発想を飛ばす)を作成する
③審査(最初に単語を提出したひとがやりたいお題を決める or みんなでやりたいお題に投票する)
④実際に選ばれたお題で大喜利をする
☆お題を考えるのが苦手なひとには「こんな〇〇は嫌だ」「〇〇ばかりの国」のような、これに当てはめたら何かしらになるよ!という形を提示しておくと◎

・リサイクル大喜利
何個かのお題をリクエスト形式で何度もやる大喜利企画


【番外編①】これから主催をする人に向けて

・今はいろんな会がたくさんあって主催ひとつとっても大変だとは思うが、自分のやりたいものを形にすると思えば楽しめるのではないか
・あなたにしか作れない素敵イベントがあると思うので、どんどんやっていけるといいと思う
・参加するなかで主催者として必要な「気づき」も得られる(自分が主催したい内容にマッチした会場が見つかるなど)ので、まずはたくさんの会に精一杯参加するとよいのではないか
・今完全に需要に供給が追いついてないのでたくさん会があってほしい

【番外編②】参加者へ向けて

・「参加者としてどうあるべきか?」という質問が一定数あって、良い意味で驚いた。自身が参加者側の場面に意識が向いてることが素晴らしいし、正直そこが最重要だと思う(主催するようになったとしても、基本的には「参加者」の場面の方が圧倒的に多いから)
・参加者それぞれが少しずつ主催をサポートすることを意識する(=意図に反した行動を慎む)だけで、全体の質が自然と底上げされると思う

【番外編③】現状コミュニティに疎外感がある人であっても

※以下は特定の個人からの意見ではあるのですが、重要な内容であると判断したので、やや過激な言葉や中略出来るところは削りつつ掲載します

・参加者がその大喜利会や大喜利大会に何を見ても自由だし、大喜利を通して周りの参加者の方に仲間意識を持つことや、コミュニティとして発展させたいと思うことも素晴らしいことだと思うが、自分の会では参加者同士の交流を目的としておらず、打ち上げも行わない。参加者と大喜利以外のコミュニケーションを取ろうとも思っていない。
・参加者の中には、時間ギリギリに来て大喜利だけを行い、大喜利をしていないときは回答のメモをし続け、休憩時間には誰とも会話せずに自分の行った大喜利の反省を繰り返し反芻し、会が終わるや否や打ち上げにも参加せず、誰とも話さず、メモを睨みながら独りで家に帰る人もいると思う。そうした人は、現在観測しやすい仲間意識の強いアマチュア大喜利界隈の姿に疎外感があったりするかもしれない。
・主催個人としてはそうした大喜利という概念に縋りつくように向き合う人に共感するし、そうした切羽詰まった人の大喜利こそ見たい。コミュニティに所属できないことに悩んでいる方こそたくさん大喜利に苦しみ、もがいて悩んで爆笑をとってほしいと思っている。

ここまでを中編とさせてもらいたいと思います。
前編はこちら

後編はこちら

https://note.com/waterpepper/n/n1b15ce67029f

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