![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37904495/rectangle_large_type_2_6f9767700901524f1fa98e72ee1ac4c7.jpeg?width=800)
「星の王子さま」/私の本棚(2)から(note018)
みなさんこんにちは。mina@ことばの垣根をこえるひと です。このnoteを訪れてくださったご縁に感謝いたします。
さて今日は、「星の王子さま」を紹介します。この本はサン・テグジュペリ原作の本で、日本語訳は河野万里子さん。新潮文庫から平成十八年四月一日発行、平成二十五年六月十日 四十二刷に至っています。
ここには、「大切なものは目に見えない」という名セリフに繋がっていくと思える場面を抜き出してみます。
「この水が飲みたかったんだ」小さな王子さまは言った。「ぼくにちょうだい........」
そうか、きみは、これをさがしていたんだね!
僕は桶を、王子さまの口もとまで持っていった。王子さまは、目をつぶって飲んだ。それは、まるで祝祭の喜びのように、心にしみる水だった。からだが必要とするのとは、またまったくべつの水だった。星空の下を歩き、滑車の歌を聞き、僕が力仕事をして得た水だ。だからこそ、それは贈り物にも似た、心にいい水なのだ。子どものころの、クリスマスがよみがえってくる。ツリーを飾るたくさんのロウソクの光。真夜中のミサの音楽、みんなの笑顔のやさしさ。それらすべてが、僕の受けとる贈り物を、光り輝やかせていたではないか。
「地球の人たちって」と王子さまが言った。「ひとつの庭園に、五千もバラを植えてるよ.......それなのに、さがしているものを見つけられない.....」「見つけられないね」僕は答えた.......。
「だけどそれは、たった一輪のバラや、ほんの少しの水のなかに、あるのかもしれないよね....」
「ほんとうだね」僕は答えた。
王子さまは言いだした。
「でも目では見えないんだ。心でさがさなくちゃ」
地球の人たちとつながっている思いを大切にしつつ、いずれまた帰っていくことを考えると、繋がるほどに辛い、と思うのかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
また思いつくことがあったら追記します。
はじめましてのかたは、下の枠のどこかをクリックしてみて下さい。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/39481651/picture_pc_8d0a28014cec5c3fc37fbcd5ca271d49.jpg?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?