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「アナザーエナジー展」おすすめすぎる。

先日、本当に久しぶりに六本木に行きました。

2年ほど前から敢行しているアートの大先輩と一緒に美術館巡りの会。

今回の行き先は森美術館で開催中の「アナザーエナジー展」でした。


この「アナザーエナジー展」、非常に非常に良かったです!

なかなか外出や県をまたいでの移動、しかも東京なので難しい場合も多いのは百も承知ですが、もし行ける状態、距離にいらっしゃる方にはぜひ進めたいプログラムです。本当にみんな多くの方に見て感じてもらいたいと思う素晴らしい企画でした。


世界の様々な場所で挑戦を続ける70代以上の女性アーティスト16名をクローズアップし、彼女たちの人生哲学とも言える精神的な活動を作品とともに見ることができます。


テーマ、空間の構成、作品群、どれをとっても良かったのです。


わたしが非常に感化されたのは、作品はもちろんですが、アーティストたちの生の「声」です。それぞれのアーティストごとにエリアがあるのですが、そこに本人がカメラに向かって喋っている映像が流れています。


世界各国のアーティストなので、当たり前ですが字幕がないと内容がわからない言葉だらけなのですが、もうね、字幕なんて読めないくらい本人の体から発せられるパワー、オーラが強烈で、表情に見入ってしまったこと複数回(笑)。

一緒に行ってくださった美の先輩方(懇意にさせていただいている美術関係のお仕事をしていらっしゃる女性お二人)も、

「字幕が読めないパワーですね(笑)」と。

それくらいアーティスト本人にパワーがあり、「生きている」という力、そして「生きてきた」力でもあり、「まだまだ生きていく」力と言ってもいいと思います。



人間として生きることにおいての「本質的な問い」というものがあると思います。

最近ずっと考えていたことで、なかなか見えてこなかったことについて、

「問い方」を教わった気がしました。

「別の角度、あるいはもう一枚邪魔なものを剥がして問いかけてごらん」

と、人生と芸術の巨匠たちに教わって帰ることができました。

抽象的ですいません(笑)


とにかく、今現在「考えたいこと」に対して非常にたくさんの、そして強烈なヒントをくれる腹パンチ系の企画(笑)。


ジェンダー、人種、民族、信条など、人々のアイデンティティに関する様々な見方や生き方がテーマに掲げられ、自己と社会に対する試み、問いかけにあふれている企画で、作品の展示にとどまらない「自分で考えるための空間」という作りになっているように感じました。

街角で見知らぬ人々が4〜5人のグループをいくつも作り、それぞれ社会的なテーマで対話している、という映像が壁一面に映し出している一角があり、私としてはこのコーナーが非常に感銘を受けるもので、その人々のオープンな空気感、対話することの重要性、人間の生きる真価を語り合うような人々の熱量に感銘を受けました。

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コロナだけじゃなく、猛暑すぎて出かけるのも遠慮してしまうような暑さですが、会期が9月26日までありますので、状況を見計らって行けそうな方はぜひ行って実際に見て感じてほしいなあと思います。


いろいろ感化されて心がバキッとしてスッキリ!(笑)

本当にタイトルの通り「アナザーエナジー」もらいました。

おすすめです。



最後まで読んでくださりありがとうございます。

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