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プレゼンには「つなぎ言葉」が必要だった

はじめに

プレゼンテーションにおいて、つなぎ言葉は聴講者の理解を深め、話の流れを円滑にするために欠かせない要素です。適切なフレーズを使うことで、情報を効果的に伝え、聴講者の関心を維持することができます。

そして、プレゼンテーションに限らず何事も上達するコツとしては
「上手い人の真似をする」ことではないでしょうか。

この記事ではプレゼンテーションを聴いていて、「自分もこのフレーズを使ってみたい!」と思えるような、理解しやすい表現を集めました。各フレーズについて、その背景や使いどころを詳しく説明しますので、ぜひ真似をして自分のものにしていってください。


テーマを示すフレーズ

「今回は『Xを軸にご紹介します。』」

  • 補足説明: プレゼンテーションの冒頭で、このフレーズを使うことで、聴講者に全体の流れや焦点を明確に伝えることができます。例えば、「今回は『最新のマーケティング戦略』を軸にご紹介します。」と言えば、聴講者はこれから何が話されるのかを把握しやすくなります。


自己紹介に使えるフレーズ

「~から始まった会社です。」

  • 補足説明: 会社の創業背景や歴史を簡潔に伝えるときに有効です。例えば、「私たちの会社は、小さなガレージから始まった会社です。」と伝えることで、聴講者に親近感や興味を持ってもらえます。

「~をしてきました。」

  • 補足説明: 自分自身や会社の実績、経験を伝える際に使います。例えば、「私は10年間、営業の最前線で活動してきました。」と述べることで、信頼性を高めることができます。


定義を示すフレーズ

「そもそもXとは?」

  • 補足説明: 聴講者が必ずしも専門的な知識を持っていない場合、このフレーズで基本的な概念や用語を説明します。例えば、「そもそも『クラウドコンピューティング』とは?」と切り出すことで、全員が同じ前提で話を進めることができます。


分類や種類を示すフレーズ

「Xの種類は大きく分けて3つあります。」

  • 補足説明: 複雑な情報を整理して伝える際に有効です。例えば、「リスク管理の手法は大きく分けて3つあります。」と述べると、聴講者は情報を体系的に理解できます。

「Xの反対はYです。Yのデメリットについてご紹介します。」

  • 補足説明: 対比を用いて説明することで、概念や提案のメリットを強調できます。例えば、「集中作業の反対はマルチタスクです。マルチタスクのデメリットについてご紹介します。」と説明すると、提案の価値をより明確に伝えられます。


状況を生き生きと伝えるフレーズ

「Xしておきたい!ということもあるんですよね。」

  • 補足説明: 実際の業務で起こり得るシチュエーションを共有し、聴講者の共感を得ます。例えば、「重要なプロジェクトでは課長クラスでも進捗状況を確認したい!ということもあるんですよね。」ということで、具体的な場面を想起させることができ、話の内容がより身近に感じられます。

「あれ、Xだな~ってこともあると思うんですよね。」

  • 補足説明: 誰もが経験しうる課題や問題点を「Xだな~」と会話調で指摘しすることで、聴講者の共感を得ることができます。例えば「『あれ、報告と実態が合ってないな~』ってこともあると思うんですよね。」といったフレーズを使うと、問題解決の重要性や提案の必要性を強調できます。


初めのステップを示すフレーズ

「これはXの第一歩になります。第一歩として~を検討していただければと思います。」

  • 補足説明: 行動を促す際に効果的です。例えば、「これはデジタル化への第一歩になります。第一歩として、業務プロセスの見直しを検討していただければと思います。」と提案します。

「~と思うかもしれませんが、意外と喜ばれることがあるので、~ということをまずやってみるのが良いと思います。」

  • 補足説明: 聴講者の懸念や疑問を先回りして解消し、行動を促します。例えば、「コストがかかると思うかもしれませんが、意外と効果が高いので、まずは小規模から試してみるのが良いと思います。」


懸念を示すフレーズ

「Aが目標の場合、Bは少し遠回りな道になるかもしれません。」

  • 補足説明: 選択肢のデメリットやリスクを丁寧に伝え、より良い決定を促します。これによって、聴講者に対して親切な印象を与えることができます。例えば、「市場拡大が目標の場合、価格競争は少し遠回りな道になるかもしれません。」といったフレーズを使うことで、聴講者が感じてはいても言語化できていなかった事が言語化してもらえたような感覚になります。

「Aだけでは大変なので、Bで効率化できます。」

  • 補足説明: 既に行っていることに対する共感を得ながら、新しい解決策を提案できます。例えば「手作業だけでは大変なので、自動化ツールで効率化できます。」といったフレーズを使うことで、現時点では手作業でタスクを行っている聴講者の共感を得ながら、新しい解決策の魅力を伝えることができます。


コンテンツの進行に関するフレーズ

「最初の方でもお話したのですが、」

  • 補足説明: 重要なポイントを再確認する際に使います。繰り返すことで、聴講者の記憶に定着させます。

「繰り返しになってしまいますが~」

  • 補足説明: 重要事項やキーポイントを再度強調する際に有効です。例えば、「繰り返しになりますが、セキュリティ対策は情報システム部だけでは完結できません。」といったフレーズを使うことで、プレゼンテーションの重要なポイントがより強調されます。

「先ほどご紹介した~では、~ができるようになります。」

  • 補足説明: 前に述べた内容とこれから説明する詳細をつなげる際に使います。理解の流れをスムーズにします。


概念の関係を説明するフレーズ

「ここまでAとBについて説明してきましたが、AとBは補完関係にあり、決して競合するものではないということをご理解いただけたらと思います。」

  • 補足説明: 複数の要素がどのように関連しているかを明確にします。例えば、「クラウドサービスとオンプレミスのシステムは補完関係にあり、決して競合するものではありません。」


アピールをするためのフレーズ

「少しアピールさせていただくと~」

  • 補足説明: 自社製品やサービスの強みを紹介する際に使います。控えめながらも効果的にアピールできます。

「名前を覚えていただけると嬉しいです。」

  • 補足説明: 個人やブランドの認知度を高めるためのフレーズです。親しみやすさも演出できます。

「お困りの方もいらっしゃると思いますので、ぜひ一度試してみてください。」

  • 補足説明: 聴講者のニーズに直接訴えかけ、行動を促します。例えば、新製品のトライアルを促進する際に有効です。


まとめ

これらのフレーズは、プレゼンテーションのさまざまな場面で活用できます。大切なのは、聴講者の立場に立って情報を伝えることです。フレーズだけでなく、その背景や意図を理解し、自分の言葉として自然に使えるようになると、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

以下にプレゼンテーションを行う際に効率的にコンテンツ作成や発表練習をする方法もまとめていますので、ぜひご覧ください。

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