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今週の水処理関連ニュース2022新春版

今年も新年から飛ばし気味でお届けしようかと思います。ただ、年末年始はニュース少な目なので、今年は趣向を変えて、ズバリ「2022年の水処理業界を予測する!」という企画を行いたいと思います。

2021年のニュースを振り返りながら、2022年に起きそうなトレンドを予測してみようかと思います。

それでは、Let's予測!

予測1 業界の再編がさらに進む

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC039F50T01C21A2000000/

JFEエンジと月島機械の事業統合の検討ニュースも記憶に新しいかと思いますが、国内市場に比べてプレイヤーの数が多すぎるので、今後も上下水道分野の統廃合が進むでしょうね。
数少ないインフラエンジニアを複数社に分割して保持するのは、人的資源の活用から言っても勿体ない!もっと集約されるべきだと感じてます。


予測2 増えるサイバー攻撃事例

今回、図らずも浄水場のシステムの脆弱性が露呈してしまいました。(サポート切れのWindows7の利用、パスワードの使いまわし等)
政治犯的団体にとっては、電力や交通、医療など、ハッキングすれば効果は高いが、そのために通過するセキュリティレベルの高い施設を狙うよりも、簡単に侵入でき、身代金が要求しやすい浄水場は格好の餌食になることは間違いないでしょうね。


予測3 水処理ベンチャーの台頭

2021年のニュース配信でも話題の多かったWOTA社、栗田工業との提携で注目のフラクタ社、これに続き、新たな水処理ベンチャーの台頭が期待されますね。これは予測というよりは願望ではありますけど。(笑)
まだまだ古い水処理業界、他業界のビジネスモデルを持ってくるだけでも、おおらく一定の成功を収めることが出来る事は保証します!


予測4 基本設計図無料の時代到来

こちらは大胆予測。予測3で話したような「他業界のビジネスモデルを持ってくる」という所では、建築業界で当たり前の「部材メーカーによる建材データの無償提供」が水処理業界でも当たり前に入り込んでくるかも知れませんね。
要処理液体の必要な水量、水質などを選択すれば、CADデータが自由にダウンロード可能。それを用いて工場全体設計を行えば、ゼネコンもサブコンも水処理ベンダーもwin-win-win。そんな時代がやってきそうです。


予測5 水処理ホライズンSaaSの勃興

こちらも大胆予測。現在、ラクスルのようなオールドな実在ビジネスと、ネットを融合させた新たな価値創造が進んでいます。
この流れは恐らく水処理業界でもやってくるでしょう。私が考えるだけでも、水質分析なんかは、まんまラクスルのビジネスモデルが活用できるのではないでしょうか?しかも、個人的には、水質データを基軸として、プラント管理日報アプリなどを組み合わせたら、「水処理プラントの管理プラットフォーム」が出来上がり、世の中の中小中堅企業のプラント安定運転管理に寄与できるのではないか?と半ば本気で思っています。


以上、いかがだったでしょうか?2022年も引き続きニュースを配信していきますので、よろしくお願いいたします♪

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