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CybozuDays2022_参加感想からの参加した皆様への提言

おはようございます。11/10、11/11とサイボウズさんの年一イベント、CybozuDays2022に参加してきましたので、さっそくレポートをしつつ、サイボウス社になんの関係のないものですが、そこからの気づきみたいなものを書き留めさせていただきます。

(世界最速でまとめようと思ったのですが、さすがにサイボウズ界隈の方は昨晩のうちにまとめているようです。すげ!)


今年は月初を避けた二日間。どうやら、ここ近年はは会場手配の都合上、月初だったらしいのですが、ようやく通常の日程に戻ったそうです。

この変化、実は部門長のワタシにとって非常にうれしい。なぜならば月初はどうしても承認や請求書処理が山盛りで、二日間オフィスを開けておくってことができないんですよね~。かなり電子化が進んだといっても、まだ請求書は紙で送付します。という会社が多いこと、多いこと、、、(特に大企業!中小中堅は柔軟に対応しているのに!むきー!!)


あと、地味にうれしいのが会場内の照明。今までのCybozuDaysのイベントって、わくわく感や楽しさを演出するために暗めの会場設営だったんですよね~。これが夜目の中高年には結構キツかった!

今回は導線は明るめ、ブース内は暗め、イベント視聴エリアはもっと暗め、この濃淡が夜目のワタシでも安全に会場を回遊でき、雰囲気も味わえる。ほんと会場コンセプトを考えてくれた方、有難うございます!

あと、会場には車いすの方もおられましたが、導線上に起伏がないのも車いすの方が移動しやすそうで良いかも、、、と思いました。

こういうちょっとした気遣いがサイボウズがサイボウズであり続ける形なのかもしれない、、、と思いました。

一昨年、昨年と導線が徐々に明くるくなり、とても助かります。


では、ここからはイベントに参加しての考察フェーズ。(人によってはオモロナイな~と感じるかもしれませんが、ご容赦を、、、)


私は情シス部門長という立場上、サイボウズさん以外の各社の基幹イベント的なものに参加させていただくことが多いですし、オフィスにも行く機会か多いです。(サイボウズさんのオフィスは、まだ訪問してませんが、)

特に外資系SaaSベンダーさんも似たような基幹イベントを開催してますが、あそこは「上下」というか「主従」の関係が明確。構築ベンダーさん、代理店さん、エンドユーザーさん、全方位に向かって感謝を伝えたり、よりよいサービスに向けての提案だったり、決意表明だったりするのですが、その情報がすべて「一方通行」なんです。

抽象的に書いてしまいましたが、「私、情報を与える人。あなた達、情報を受け取る人」というスタンスが明確に別れているんですよね~。

ただ、これには悪気がなく、SaaSベンダーの各社さんも、世のため人のため、当社は頑張ります!という世界観を出しているし、そのための努力もしていると思います。

そのため、彼らの基幹イベントは全ての来場者はお客様であり、お客様を楽しませるためには全身全霊をかけてイベントを作りこんでいるんですよね。


ただ、サイボウズさんのイベントはそこから一線を画している。それは企業理念とも直結するのであろうが、基本的に参加者もイベントを構築する一人である。という意味合いが強い。(と感じる。)

そう、例えるならば「村のお祭り感」なんですよね。年一の村祭りに対して村人総出で祝う。そして、村へきた観光客も巻き込み、ひいては村人に入ってもらう、なんて事も起きちゃう。そして、主催者も参加者も一丸となって、祭りを楽しみ、祭りを構築する。そう、情報の流れが一方通行でなく、「双方向」なんですよね。


そしてこの「双方向」という感覚こそが、「チームワークあふれる社会を創る」という会社のミッションと直結しているのではないか?と感じるのです。

このミッションには主語がありません。そう、主語はサイボウズ社であるとともに、代理店かもしれないし、構築ベンダーや、アドオン開発社、ユーザー企業かもしれない。もしくは、もっとレイヤーを下げていけば、個々人なのかもしれない。

そうだと仮定すると、ミッション達成の主人公としては、「サイボウズ社」という主体でなくても、どこかの誰かが「チームワークあふれる社会」を実現すりゃいいし、もっというと、主体なんてなく、人類全体が主体的に、人類全体というチームのために動きゃいい。という話になる。

(あくまでサイボウズ社に在籍もしていない、イチユーザーがもった解釈なので、実際のサイボウズ社の思惑とは異なるかもしれませんよ。ご注意ください。)


そう、その「双方向」という魔術に魅入られてしまうのが、このイベントのすごいところで、Twitter上でハッシュタグで「Cybozudays」とか「サイボウズ」とかで検索すると、恐ろしいくらいのtweetが、、、(まぁ、私も相当つぶやいているんですけどね)


ところが、この「双方向」でお祭りを楽しむという空気感。一般的なサラリーマン層からすると、ちょっと異質なものに映るようです。

今までは自分一人でCybozudaysに参加していましたが、今年はジョイゾーさんブースでのユーザー企業セッションがあったので、私だけでなく、Kintoneの社内展開をしていただいている社内の先輩に来ていただきました。

そこでの開口一番「なんか、俺、スーツで参加していいのかな?と思っちゃったよ」

これ、今のサイボウズの立ち位置と、一般的な日本企業との立ち位置の差が如実に出ちゃっている感じがした。。。

つまり、すでに「サイボウズ界」を知ってしまった住人からすると、仕事も、遊びも、学びも、全部が一緒くたになって、そのコミュニティの中で会社という垣根を越えて繋がっている。

でも、一般的な日本企業(特に製造業)においては、会社という村社会の掟が絶対であり、不文律である。しかも、同業他社とは競争するべき相手であり、手を取り合うような相手ではない。

そんな価値観の中、CybozuDaysでは、ライバルになりそうな企業であっても仲良くしているし、挙句の果てには、自社のお客さんがライバル企業になるケースも出ている。(ジョイゾーさんの顧客である八芳園さんが、独自にDXサポート企業になってしまう、など)そりゃ、こう思いますよね。

あれ?俺って異世界に来ちゃった?」って、、、

このサイボウズ界隈にあるコミュニティ的世界観と、昭和日本的製造業の会社にある競争戦略絶対主義的な世界観との差がますます広がっている感じを受けました。

サイボウズさんがどんどんと企業というあり方を変える活動をし、そもそも「働くって何?」を深めていっていくのは良い。でも、その世界観と、日本企業にある世界観がますます離れて行っているような気がするんです。


今の日本企業の構成から考えると、99.7%は中小企業(大企業と言われる会社数は0.3%)、そして中小企業という会社に就業している人の数は就労人口の69%、2,784万人(大企業に勤めている人は31%、1,229万人)

そして企業数は421万社、そしてサイボウズのクラウドサービスを利用している会社は46,000社(ホームページに書いてある情報だから、現状はもっと増えているのかも知れんけど)割合でいくと1%ちょっと、、、もしかしたら、まだ「サイボウズって何の会社?」という人もいるのかもしれない。

導入だけが、サイボウズ的な世界観を感じる手段ではないかもしれないが、それにしても、まだまだ競争絶対主義的な世界観から抜け出せない企業や個人が多いのかもしれない。

そういう意味合いでは、サイボウズ社さん自身は「コミュニティ的な価値観があるんだよ」という事を発信し続けるとともに、そのコミュニティの熱量に触れて、その感性に共感した人は、どんどん発信すべきでしょう。

noteでもTwitterでもFacebookでもいい。感じたことをどんどん吐き出し、少しでも多くの人に「働くって苦役じゃないよね。企業同士でいがみ合う世界観だけじゃないよね」って事を広めていってほしいし、自分も強くそう思いました。


あと、このイベントに参加したもの、「といっても、うちは伝統的な日本企業だし、変わらないよ。。。」とお嘆きのあなた。あなた起点で会社を変えてみませんか?

もう、このイベントに出て、Twitterで感想をつぶやきまくれば、万が一、今の職場にいられなくなったって、次の就職先はすぐに見つかります。だったら、「部長に嫌われる」とか「会社で浮いちゃう」なんて気にしなくても、ガンガンと自分の意見は言えると思いますよ。だって、反対されても再就職先あるんだから言うだけはできるでしょ?

それでも会社が変わらなければ、どんどん転職しちゃいましょう!あなたが会社に居続けることで、本来、もっと早く滅ぶべき会社が存続しちゃう可能性もあるんです。

世のため、人のため。素晴らしい会社組織は残った方がいいけど、そうでない会社は残す必要ないし、なにより、「あなた」という人類にとって貴重なリソースを無駄遣いしていることになります。

さぁ!飛び立つ勇気をもって、CybozuDaysで得たパッションを胸に世界をより良い方向に変えていきましょう!!



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