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noteを書き始めて1年経って変わったこと

noteの最初の投稿が2020年7月14日。それから1年が経ち、これが40本目の投稿。noteを書き始めてから自分の中で何が変わったのか、振り返って考えてみた。

(1) 読みやすい文章を書くことの大変さが分かった

薄々気付いていたことだが、僕は文章を書くのが苦手だ。それが、noteを通して明確になった。

中学生の頃から国語という教科に苦手意識があり、他の教科と比べるといつも成績が悪かった。理系だったこともあり、国語は最小限の勉強で済ませてきた。文章を書く授業ってどれだけあったのだろう。全然記憶にない。

本屋に行くと、読みやすい文章を書くための本がたくさん売っている。それだけニーズがあるということか。子供の頃にちゃんと教えて欲しかった。僕の耳に入っていなかっただけ、という可能性もおおいにあるが。

noteを書き始めた頃、読みやすい文章の書き方にはテクニックがあることすら知らなかった。センスかと思っていた。入口を知って、奥深さに気付いた。大変さが分かった。でも、必ずしもセンスが必要ではないことに安心した。

(2) エモい文章を書けないことを知った

僕には毎週、一緒にnoteを書く仲間がいる。あるとき気付いた。みんなの文章はエモいのだ。意識しているかどうかは分からない。僕もそういう文章を書こうと思って気付いた。僕はエモい文章が書けない。

読書感想文や日記と言えば「おもしろかった」しか表現を知らないまま、大人になった。ITエンジニアという職業柄、事実や意見を述べる機会は多いが、感情を言葉にする機会は少ない。僕の場合、ゼロと言っても過言ではない。

必要に迫られているわけではない。読者の心を温かくするエッセイのような文章を書く仲間に憧れて、僕もエモい文章を書けるようになりたいと思った。

(3) 仕事でも、伝わる文章を書く意識が増した

メールやSlack、プレゼン資料等、文章を書く機会はある。いずれも他人に情報を伝えるものだから、丁寧に書いていたつもりだ。noteを書くようになって、そのひとつひとつを大切にする意識が増した。

たとえSlackへ投稿する短い文章でも、どう書いたら読みやすいか、理解してもらいやすいか、認識齟齬が生まれないか、今はとても気にしている。少しでも、周りの人が読みやすくなっていたら嬉しい。

おわりに

10年前の自分に伝えたい。「文章を書く練習をしなさい。そこにはテクニックがあるんだ」と。

こんな稚拙な文章しか書けない僕が言えることではないのだが、文章力を軽視しているITエンジニアをよく見る。「技術だけあれば良い」と考える人もいるが、本当にそうだろうか。これについては長くなるので、別記事(*)で書く。

<2021年8月4日追記>
*) 別記事「ITエンジニアに伝えたい、文章力と昇給の関係」を書きました。

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