アマゾン、ディズニーと対立ーFireTVの広告配分で

アマゾンとディズニーがアマゾンのファイアTVにディズニーのアプリを搭載する条件で対立しているという。アマゾンはディズニーに対し、アプリ上の広告スペースの大半をあけ渡すよう要求している。しかしディズニーが抵抗しているという。現在AmazonのFireTVは広告スペースをか活用することで収益化している。 Fire TV自体のメニューとホームページ、およびAmazonの広告プラットフォームを介してFire TVで実行されるアプリ内で広告を販売することは、Fire TVやRokuなどのストリーミングプラットフォームを収益化するための重要な方法だ。そのためアマゾンも必死の交渉をしてくることが予想され、交渉が決裂すれば、ファイアTVからディズニーのアプリは削除される可能性もあるという。ディズニーはテレビ局ABCやスポーツ専門チャンネルESPN、ディズニー・チャンネルなど、傘下企業の複数のアプリを展開しており、影響は大きい。またディズニーは11月から動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」を開始する予定 だがファイアTVにディズニープラスのアプリを搭載するかが決まってない。ファイアTVは米国のストリーミング用のデバイス市場で29%のシェアを占め、2位につける。ディズニーがもしこの配信のチャネルを失うことになると同社の動画配信戦略にも影響が出てくるのは必死だ。

追記

アマゾンFireTV端末で動画配信サービスDisney+を配信することで両社が合意したとWSJがのちに報道した。



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