ホテル大手マリオットが従業員を無給休暇へ

無給休暇へ

ホテルチェーン大手のマリオットグループは、コロナウイルスのパンデミックの影響で、数万人 のスタッフを無給休暇とする判断を下した。 マリオットは現在 新型コロナウイルスの影響で一部のホテルを一時閉鎖にしている。マリオットは資金繰りが悪化し、米政府や議会に支援を要請している。

狙い

無給休暇を利用することで人員削減を避け、コロナウイルスが収束しマリオットのビジネスが回復したときにスタッフを職場に復帰させることができるようになる。

背景

一部の大企業の中には、ここ最近の長期間にわたる労働市場の逼迫により、雇用者の解雇リスクも高いととらえているところもあるようで、解雇の発表を躊躇していた企業もある。米国の小売業者の中には、店舗が閉店しても従業員の給与や福利厚生を全額支給する計画を発表しているところもある。

しかし、旅行会社やホスピタリティ企業は世界中で今回特に大きな打撃を受けている。ソフトバンクが出資するホテルチェーンのOYOはすでに中国で3000人の解雇を発表しており、米国のホテル経営者の中には、稼働率が一桁台にまで落ち込んだと報告しているところもある。


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