オートパイロットで操作中のテスラ車がパトカーに衝突、ミシガン州当局が発表
ミシガン州でオートパイロットで操作していたテスラがパトカーに衝突したことを当局がTwitterで伝えた。
この事故は、過去にも複数の事故を引き起こしたことで連邦安全当局による批判と調査を受けているテスラにとっては新たなネガティブ材料だ。
米国道路交通安全局はこれまでに、テスラの高度な運転支援システムが関係していると考えられる十数件の事故の調査に乗り出している。直近では、先週、デトロイトで起きたテスラのセダンとトラクター・トレーラーの「激しい」衝突事故を調査した。その調査は現在も進行中だ。
テスラのシステムには、標準的なオートパイロット・パッケージが搭載さrており、完全な自動運転として販売されているより高度なオプションは、現在10,000ドルで販売されている。オートパイロットと完全自動運転の技術は、テスラ車を運転手なしで安全に運転できるようにするものではない。完全自動運転オプションを購入した一部のお客様は、すべてのバグが解消される前にシステムに追加される最新機能を試すことができる「ベータ版」にもアクセスできる。実際テスラのウェブサイトによると、このシステムは車のさまざまな側面を制御することができますが、「アクティブなドライバーの監視」が必要だとしている。
調査官は、テスラのオートパイロット、FSD、FSDベータが先週のデトロイトでの事故の原因となったかどうかについては、まだ明らかにしていないという。しかし、オートパイロットを搭載したテスラ車は、静止物や、トラクター・トレーラーや消防車などの大型車両と衝突したことが複数回ある。
2019年3月1日にフロリダ州のレイクワースに住む50歳の男性がオートパイロットを搭載したモデル3がフロリダ州でセミトレーラーの側面に衝突し、その結果、車の屋根が下を通過する際にせん断されて死亡したという痛ましい事故があった。
テスラのオートパイロットシステムは、長年にわたって大きく変化してきたものの、2016年にジョシュア・ブラウンというオーナーがフロリダ州ゲインズビル周辺でオートパイロットを作動させたテスラモデルSを運転して死亡して以来、規制当局の監視対象となっている。また、この車両はトラクター・トレーラーと衝突した。
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