【WATCHA独占配信】「日本初配信の韓国映画」をはじめ、一挙8タイトルがWATCHAにて絶賛配信中!!

韓国最大級の映画製作＆配給会社「LOTTE ENTERTAINMENT」から厳選した、ドラマ、コメディ、ロマンス、サスペンス、ホラーなど幅広いジャンルの韓国映画がWATCHAで現在配信中！
「日本独占配信」✖️「日本初配信」を記念し、前回のnote記事に続き、今回は『ロボット：SORI（音）』『サウスバウンド／南へ走れ』『二つの月』『マイ・ラティマ』の4作品をご紹介します。
それでは「ラインナップ予告編」からご覧ください！

（一部、日本劇場公開作、DVD発売作、配信実績のある作品が含まれます。）

『ロボット：SORI（音）』

行方不明の娘を探す父親と国家機密のAIロボット。異色すぎるバディが織りなす興奮と感動のヒューマンドラマ！

ヘグァン（イ・ソンミン）は一人娘を愛するごく普通の父親。しかし最愛の娘は、火災に見舞われた地下鉄車両からの電話を最後に消息を断ち、以来、娘をひたすら探す日々が続いていました。
会えなくなってからちょうど10年となる娘の誕生日に偶然、海辺に墜落した〝未知の物体〟を発見。それは、世界中から傍受した通信データの音声を全て記憶しているAIロボットだったのです。「ソリ（音）」と名付けて相棒に迎えたヘグァンは、娘と再会するため最後の希望を託すことに──。

そのユニークな見た目は『スター・ウォーズ』のR2-D2。性別があるのか分かりませんが、ピンクのパーカーがお気に入りという自主性も兼ね備えているロボット、ソリ。
ターゲットの位置を追跡できる特別能力を持つソリが膨大なデータから娘の情報を検出し、父が検証に向かうという前代未聞の二人三脚(!?)の捜索は大胆にも見えますが、それゆえ父の必死さがストレートに伝わってきます。
いつしかソリはヘグァンの良き話し相手になり、かけがえのない存在になっていく様子は血のつながった家族のようにも見え、ほんわかしました。

国家機密データを持つソリを勝手に持ち去ったとして、ついに指名手配犯として追われる身となったヘグァン。
アメリカの国家安全保障局やNASA、韓国の航空宇宙研究院や国家情報院など、国の威信や思惑なども絡み合い、終盤では命の危機にさらされるスリリングな展開にまで発展。
ユーモア、感動、緊迫などが本当にバランスよく配置されていて全く飽きませんでした。

「演出家が最も必要とする俳優」と称される名優イ・ソンミンにとって、本作は記念すべき単独初主演映画！揺らぐことのない「父性愛」が深い感動を作り上げます。WATCHA独占配信中『保安官』でも「正義と愛」を貫く勇姿を楽しませてくれるので見お見逃しなく！
誰もが魅了される可愛らしいソリの声は『怪しい彼女』『サニー 永遠の仲間たち』のシム・ウンギョン。父と娘のような二人の間に流れる温かな関係性が、映画にそのまま反映されているようでした。

父ヘグァンが配り続ける娘探しのチラシに記された失踪日は「2003年2月18日」。実はこの日付は、192名の死者を出した実際の悲劇「大邱（テグ）地下鉄放火事件」が起きた日なのです。
そうした背景を知った上で鑑賞すると切なさがより一層広がり、いつまでも深い余韻が心に残ります。

【作品情報】
★『ロボット：SORI（音）』視聴はこちらから！ 
行方不明の娘を捜す父ヘグァンは、落下した衛星ロボットを発見。｢ソリ｣と名付け、膨大な情報を元に娘の発信記録を追跡する。政府がロボット回収に躍起になる中、衝撃の真実に直面し...。
監督 イ・ホジェ
出演 イ・ソンミン、 イ・ヒジュン、 イ・ハニ
1時間57分 | ドラマ | 韓国 | 2015年

『サウスバウンド／南へ走れ』

破天荒な両親とマジメな子供たちによる家族の絆と、リゾート開発業者との奇想天外な戦いを描くヒューマンコメディ！

国家権力に屈しない男チェ・ヘガプ（キム・ユンソク）。学生運動家だった彼のあだ名は〝チェ〟・ゲバラ。共に闘った妻アンのあだ名は〝アン〟ヌ・ダルク。「革命の指導者」と「男勝りな女戦士」の異名を取った二人が結婚してしまったのですから、警察沙汰は日常茶飯事です。
そんなファンキーな両親に複雑な思いを抱く三人の子供たち。これはもしや、最近話題の「親ガチャ」（子は親を選ぶことができず、どんな家庭境遇に生まれるかは運次第）ではありませんか！
しかし家族に何か問題が起きれば起きるほど一家の団結力は強固にならざるを得ず、結果的に絆がどんどん深まってしまうところに微笑ましさを感じます。

税金滞納でついに家を差し押さえられたヘガプは、家族を伴い故郷の島にリターン。ここで自由に暮らそうと思ったのに、待っていたのはリゾート開発の波でした。
資本主義にどっぷりつかった社会へのアンチテーゼも含みつつ、不法占拠者扱いされた一家が最悪の局面に立ち向かいながら、ダメ親父がいつしかカッコ良い男に見えてくるから不思議です。

カリスマ性と親近感を併せ持つ名優キム・ユンソクは、主演のみならず共同脚本と脚色にも参加。かなり楽しそうにアナーキーぶりを発揮しています。
脇を固めるのは、WATCHA独占配信中『最悪の一日』のハン・イェリ、同『ウィ・アー・ブラザー！』のキム・ソンギュンなど。
起承転結がはっきりしているため人間模様も分かりやすく、最後まで軽快なタッチで楽しめる作品として仕上がっています。

原作は、直木賞受賞作家・奥田英朗の「サウスバウンド」。森田芳光監督、豊川悦司主演による日本映画『サウスバウンド』もWATCHA配信中ですので、観比べてみるのも楽しそう！

【作品情報】
★『サウスバウンド／南へ走れ』視聴はこちらから！ 
過激な映画監督ヘガプは社会のルールに嫌気が差し、幸せを見つけるため家族と共に南の島で自由に暮らし始めた。しかし平和な生活も束の間、島を揺るがす想定外の事件に巻き込まれ...。
監督 イム・スルレ
出演 キム・ユンソク、 オ・ヨンス、 ハン・イェリ
2時間1分 | コメディ · ドラマ | 韓国 | 2012年

『二つの月』

不気味な家の一室で目覚めた初対面の男女三人が体験する恐怖を活写したミステリーホラー。

女流ホラー小説家ソヒ（パク・ハンビョル）、無職の青年ソクホ（キム・ジソク）、女子高校生インジョン（パク・ジンジュ）── 何の共通点もない三人が目を覚ました場所は、深い森に囲まれた人里離れた山荘。
誰に連れて来られたのか、なぜ自分たちが閉じ込められているのか訳も分からず、いきなり不安との戦いが始まります。
部屋の壁いっぱいに埋め尽くされた古ぼけた写真や絵画。夜が明ける時間なのに時計はずっと同じ時刻を差したまま。この家だけ時が止まったかのようで不思議です。そして何者かに監視されているような気配も...。繰り返される奇異な現象に襲われ、もはや脱出困難の大ピンチ！

助け合うべき三人が自分以外の人物を不審に思い始めたり、何でもない事まで恐ろしく感じてしまうなど、極限状態に置かれた人間の本性を巧みに表現。
劇中の三人と同じく、私たちも〝恐怖の存在〟が何なのか分からないため、恐ろしさを感じると共に、謎解きサスペンスのような感覚にも陥ります。
映像もなかなか凝っており、真っ暗闇のなか勃発する死闘では、暗視カメラの激写により観客だけが一部始終を目撃している感じになるので、思わず息を殺して微動だにぜず観入ってしまうほど臨場感がありました。

映画『サニー 永遠の仲間たち』の口の悪い女子高生役でインパクトを残したパク・ジンジュが、ずーっと喋り続けている好奇心旺盛な18歳の女子高生を好演。
ホラー演技に初挑戦したベテラン女優ラ・ミランは、物語をかき乱すキーパーソンとして登場。明るく快活なコメディ女優のイメージが強かっただけに、〝真顔〟ひとつで場を凍りつかせてしまう異質の存在感はさすがです。

二転三転するひねりの効いたストーリー、カッコいい音楽、そして衝撃の真実に驚愕しまくる展開ということで、ホラー映画が苦手の私でも視聴完走。
監督は、松嶋菜々子主演『リング』を韓国でリメイクしたキム・ドンビン。
〝日常と非日常の境界線〟で体験する恐怖をビビッドに映し出し、サスペンスとサバイバルも楽しめる現代的ホラーの娯楽作です。
　
【作品情報】
★『二つの月』視聴はこちらから！
見知らぬ家の一室で目覚めた初対面の男女三人。脱出できぬまま奇怪な現象が繰り返され、自分たち以外の｢何か｣に狂わされていく。白く澄んだ月と赤く濁った月が意味するものとは──!?
監督 キム・ドンビン
出演 パク・ハンビョル、 キム・ジソク、 パク・ジンジュ
1時間26分 | ミステリー · サスペンス | 記憶喪失 | 韓国 | 2012年

『マイ・ラティマ』

あの『オールド・ボーイ』で主人公を監禁する男を演じた俳優ユ・ジテが初監督＆初脚本を務め、孤立した男女が絶望の果てに出会ったことから始まる恋愛ヒューマンドラマです。

助けてくれる家族も、相談し合える友だちも、生活の基盤となる職業もなく、悪事に手を染めながら生きるしかない崖っぷちの男スヨン（ペ・スビン）。故郷タイの家族を支えるため韓国人男性と国際結婚したものの、義兄の工場でタダ働きさせられているタイ人女性マイ・ラティマ（パク・ジス）。
町で偶然出逢った二人は傷ついた心を共鳴させながら現実から抜け出すためソウルへと逃避行。空きビルに不法滞在しながら、いつしか愛し合う関係になるのは自然な流れでした。
ここまでなら孤独な男女の美談で済むのですが、やがてスヨンは都会の女の誘惑に堕ち、ラティマは愛するスヨンとの間に新しい命を宿していたのです...。

世の中が進化するほど疎外される人々が増えていく不公平な現実を背景にし、冷たく病んだ社会の問題点にしっかりと目を向けた重厚なドラマ性。
絶望的な現実の中でも希望を見い出そうとする男女の姿は決して他人事ではなく、社会の底辺で頑張るしかない現実を見せつけられて切なくなります。　

人気絶頂の俳優ユ・ジテの映画監督デビュー作が、ド派手なエンターテインメント作品ではなく、あえて弱者にスポットを当てた恋愛物語というのが意外でしたが、大学の演劇映画科在学中に執筆したという自身の脚本をもとに自ら映像化したかったという長年の夢を実現。
既存のフィルムメーカーとは一線を画した作風により「第15回アジア映画祭 審査委員大賞」を受賞し、本作が女優デビューのヒロイン役パク・ジスが「第34回青龍映画賞 新人女優賞」を獲得したことでも注目を集めました。
独創的なセリフ回しや、演劇のフィナーレのようなエンディングに唯一無二の感性が溢れ出ている作品です。

【作品情報】
★『マイ・ラティマ』視聴はこちらから！
ドン底の人生を送る孤独な男スヨンは、韓国人と結婚したタイの女性ラティマと出会い愛しあう。現実から抜け出すためソウルで仕事を探すが、彼は都会に染まり、彼女は妊娠に気づく。
監督 ユ・ジテ
出演 ペ・スビン、 パク・ジス、 ソ・ユジン
2時間6分 | ドラマ · ラブロマンス | 韓国 | 2012年

下記4作品の本編映像もWATCHA配信中ですので、ぜひお楽しみください！ 　
『パーフェクト・ゲーム』
『保安官』
『逮捕王』
『恋愛の温度』

◎定額見放題のWATCHAでは「初回1ヶ月間無料体験」で楽しめます。