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思わずびっ栗!?"鎌倉に孝行"した候補の行き過ぎた行動

「鎌倉に孝行したいです!」

投票日目前に迫った鎌倉市議選で、一風変わった名前を目にした。

その名も「くり林こうこう」氏。

とてつもなく珍しい名前、キター♪───O(≧∇≦)O────♪

候補者一覧の紙面によると「栗林幸広」と書くらしい。あれ、幸広って、「ゆきひろ」? 本当に「こうこう」かどうかは怪しい。

名前の真偽はさておいて、この「こうこう」氏、「鎌倉に孝行」がモットーだそうだ。

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(くり林こうこう公式サイトより)

母の故郷が鎌倉って、親戚の友達みたいな言い方である。

果たして実績でも政策でもないが、「孝行します!」と26歳の若者が一生懸命な姿は、老婆心をくすぐる狙いがあるのかもしれない。誰の狙いかは知らないが。

「こうこう」氏の経歴を見ると、

「慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系コンサルティング企業などに勤務し、中小企業向け人事及びIT支援事業を起業。」とある。エリート街道まっしぐらだなぁ。

こりゃ当選間違いなしだと思いこんでると、先日、衝撃的なシーンの画像が友人から送られてきた。

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友人「なんか、くり林こうこう?のスタッフみたいな人がさぁ、片っ端から街中でビラ配りしてる。本人もいないし、やりすぎだよね」

おっと。これはどうなんだ。うぉっちゃーとして、公選法を調べてみた。すると、個人ビラの頒布方法は、次の4つの方法に限られるとのことだ。

(1)新聞折込み
(2)候補者の選挙事務所内
(3)個人演説会の会場内
(4)街頭演説の場所

(公職選挙法から抜粋)

新聞…配達員には見えないなぁ。

選挙事務所…だとしたら屋根もないのかしら。

個人演説会…?街頭演説…?本人いないから。

はい、アウトォ!!

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選挙って汚いんですよ。いや、失礼。

やったもん勝ちなんですよ。

でもルールは守って欲しいものである。「こうこう」さん。行き過ぎたかな。

優秀なのだから、コソコソとしないで堂々と政策を語ることで、有権者を「びっ栗」させて欲しいものである。

稀に見る混戦の鎌倉市議選。何が起きてもおかしくはないが、とんだ「孝行者」を鎌倉市は抱えてしまったようだ。


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