鈍くて愚かな者

わからないことだらけだけど
君に全神経を集中させている
僕の心は
安堵のため息をつく
どこか
僕と君は似ていると
感じてしまうから

つまらない言い訳で
自分が許されるとは思わない

君が望むものを
すべて叶えてあげたいって想いに
変わりはない

私のことなど忘れてと君は言う

そんなの無理だ
君を忘れるだなんて

僕は
ここから逃げ出したいと思っている
臆病者で
過去を後悔していながら
チャンスの前には及び腰になる
優柔不断などうしようもない奴
そのくせに
手に入らないものを欲しがる
最低なヤツなんだ

鈍くて愚かな者

自分が信じられないなら
僕を信じて

傲慢さと愚かさの海で
溺れていた感情
君の一言で
水から引き上げられ
在るべき場所に戻される

それはきっと…
死ぬまでではなく
死なずにこれから先ずっと
君とともに幸せに生きていきたいと
思えるようになったから

おそらく
この罪悪感も嘘の罪も
これから先一生
僕の中にとどまり僕を苦しめるだろう

しかし
君と一緒に
幸せに向かって歩いていけば
より価値のあるものを
見出すかもしれない