学びを結果に変える アウトプット大全
本書は、"就活生が読むべき本だ!"という風にとあるブログで宣伝されていたので、ブックオフの年始セールで購入しました。結果として、この本を購入してよかったなと思う一冊でした。ざっくり感想を書いていきます。
構成
本書は、最初に『アウトプットのルール』について書かれていました。アウトプットで得られる効果、意識すべき点などを知ることができます。
チャプター2~4にかけて、『話し方』『書き方』『行動』でどのようにアウトプットすればよいのか具体例が描かれています。
最後に、『アウトプット力を高める7つのトレーニング法』と題して、本書を読んでからやるべきことが示されています。
感想
読む前
私は、以前からYoutubeの書籍紹介動画や自己啓発本を何冊か読んでいたので、「アウトプットが重要なのは知っているけど、せっかくだから読んでやるか」という謎の上から目線で、読み始めました。また、日ごろから無意識的にスマホをいじるなど、時間を無駄にしていることはわかっていたので、何か解決の糸口がつかめれば、という淡い期待も抱きながら読んでいました。
発見
本書を読んでの感想は、『今までなんとなくやらなければならないと思っていたが、曖昧になっていたことをすべて言語化した本』です。例えば、アウトプットは重要だよという教えを今まで何度も聞いてきましたが、それを教えてくれた媒体は根拠が明確でなかったり、具体的な行動について書かれていなかったように感じます。(あくまで個人的な意見です) ですが、本書では、アウトプットが効果的である意味と実践方法を、脳科学やその他論文などを引用しながら説明しているので、かなり説得力のある内容になっています。実践方法は今日からでも始められることなので読んでいて、「これらを実践していければ、自分はすごいことになるのではないか」と、とてもワクワクしました。
特に、本書に書かれている内容で、実践できていなかったと感じる部分は『抽象化のアナログ、具体化のデジタル』です。私は、就活のためにES(エントリーシート)をよく書いているのですが、書いては消しの繰り返しでなかなか納得のいくものが書き上げられていませんでした。本書では、紙とデバイスにはそれぞれ長所、短所があり、適切に使い分けるべきだと述べられています。『企画書を書くときはいきなりパソコンを開いてはいけない。まずは自身のアイデアを文字やイラストで表してみる』という旨の記述があり、ES作成時に私が犯していたミスに気付くことができました。
やること
本書では様々なアウトプットの実践方法が書かれていましたがいきなり全部始めることは難しいので、とりあえず2つ始めようと思います。
・日記を書く
・ブログを開設し、毎日更新する
以上の二つです。本書の中でそれぞれの意義、なぜやるべきかの根拠が書かれていたので気になった方は実際に購入して確かめてみてください。
まとめ
本書はただ『これをやるべきだ!』と主張するのではなく『こういう研究結果があって、脳科学的にも正しいことが証明されているから、やるべきだ』という風に、他の本と比べ、説得力がハンパないです。私は就活がきっかけで本書を手に取りましたが、何か人生において悩み事があるのなら、本書を手に取ってみると解決のきっかけになるかもしれません。
それでは。