ミュージカル「マリー・アントワネット」2021初日考察

本当に本当に大好きで、待ちに待ったMA2021が、ついに幕を上げました。この日を迎えられたことが関係者ではない立場でも感慨深い昨今です。

ここが変わったよMA2021!という感じで気づいたところをまとめてみたいと思います。

気づいた変更点

まず、貧民街のセットちっちゃ!せまっ!

これは劇場の都合ですが、名古屋、大阪で見たのと同じ、半分サイズのものだと思います。ただ、オーブは脇が壁ではなく、スピーカーなどが設置されているため、ちょっと窮屈そう。

あと、帝劇では、貧民街セットを手前に出したり奥にひっこめたりしてマリーターンとマルグリットターンを切り替えていましたが、セットの前後移動がありません。

さて、オープニング、オケがちょっと変わったような気がするのですが、気のせいかな?

最初のフェルセンのマリー・アントワネットは、10月オーブで行われた「NO STAGE NO LIFE! ミュージカルを止めるな!」で、以下のようなコーラスで歌われていたのです。

このように変更になるのかな……?と思っていたら、コーラスは2018のままでした。

この歌の「彼女は裸にされた」のシーンのマリーのポーズがちょっと変わっていました。

ファッションショーのドレスの変更!アメリカンドレス、素敵でした!ほかのドレスも!あと、船のドレスの下ネタはちょっとわかりやすくなっていたかな?

オーストリア女のシーンは、客席降りができないので、貧民街セットの脇から出てきて舞台の上手に溜まって歌う感じ。これまで歩いていた時間をずっと踊りながら舞台上に滞留しているので、違和感はないですが、ちょっと長さを感じました。

笹本昆インスタライブで、2幕に1ヶ所曲が変わる部分があるというのは聞いていたのですが、最後の「泣かないでー」のところが、あなたを愛したことだけがのデュエット部分への変更でした。歌詞までは聞き取れていませんが、これでよかったと思える変更でした。

ラストのどうすれば世界は、少し音が下がって低めになっていたような。マルグリットの入りの音が違った気がします。

歌詞変更

私が気づいた歌詞変更は2ヶ所。

ルイの1幕の鍛冶屋は、入りが変わっているからわかるはず。「ああ、そのまま」→「ああ、構わず」だったかな?

マリーの孤独のドレス。「孤独という名のドレスを着て」→「孤独という名のドレスまとい」だったかな?

ほかにもあった気がしたけれど忘れました。

台詞変更はいくつか気づいたけれど、アドリブなのかどうかわからないので省略。

今日はこんな感じ

今日のあなたに続く道の手を取るシーンは、フェルセン、がしっ!とマリーの手を掴んでいました。

ローズ&レオナールがはけていくときの台詞は、「おいしすぎてわらっちゃうんじゃない?」「ぎゃは、ぎゃはは、ぎゃははは」みたいな感じでした。

そして!待ちに待ったレオナールの一言!

これ、できる限りまとめていきたいと思います。

フェルセンとマルグリットのシーン、街で会ったときも、マルグリットとふたりで話すときも、離れるときにマルグリットに対して敬礼をして去っていくんですよね。これは演出プランの変更か、個人のものか、明日が楽しみです。

私たちは泣かないのところで、フェルセン台詞忘れ!マリーがすかさず「落ち着いて話して!」とフォローを入れて、「あなたはまるで私の敵だわ」と、自分で台詞を引き取ったところにおお!と。あと、今日はぽんぽんしなかった。

マルグリットがマリーを引き起こすシーン、今日はふたりがあの場面で友達になった気がした。

キャストそれぞれ

花總マリー。憎しみの瞳が、今日の花マリーはとても悲しみが強くて、憎しみの瞳vs悲しみの瞳だった。前回よりもマリーに感情移入で来ているからかも知れませんが、全体的に悲しみを強く感じました。

ソニグリットは、最初っからフルスロットル!!もう許さないが特にすごくて、もう許さない→私たちは泣かないの場面転換が長いのですが、その間ずっと拍手が鳴りやまなかった。

田代フェルセン。聴きすぎているマリー・アントワネットと遠い稲妻ですが、それでもやはり作品内で聴くのは違う。いや、いい声ですね。

原田ルイには、何度かシュガーさんを感じました。2018の原田ルイと佐藤ルイがひとりのルイに合一した感じ。明日は幸せの、背後でランバルとのわちゃっているシーンが好きなんです。ルイの表情、めちゃくちゃ追いました。

上原オルレアンは、声が甘くて、有無を言わさぬ威圧?威嚇?を感じる吉原オルレアンとは違い、甘い魅力で相手を屈服させていくオルレアンですね。

川口エベールは、ふてぶてしさが増しています。キャストの組み合わせからかも知れませんが、オルレアンとの信頼関係が強い感じがした。ラ・モット夫人とできてる感も強かった。最後、マルグリットに告発されたときの、「え?おまえなに言ってるんだよ?」と、あっけに取られて頭まわらずぼーぜんとしているエベール、最高でした。

家塚ラ・モット夫人は、ビジュアルが出たときからあまり違和感がなかったのですが、注意しなければわからないくらい自然でよかったです。

アンサンブルのみなさんは、DVDを擦りきれるほど見ているため、前回からのキャストの方が然るべき場所にいらっしゃると安心します。というか、今回初めてのキャストの方に「あれ?知らない人がいる」と気づく感じ。

アンサンブルのメインキャストの中では、ギヨタン博士、ダントン、マラーがキャス変していました、ギヨタン博士はメガネさんになって、だいぶ若返った感じですね。マラーも雰囲気が違うー。

あと、ドアボーイの帽子が変わったかな?それと、マテューのかつらちょっと変わった?

個人的に、アンリはマルグリットの味方説を以前から立てていて、アンリをかなり注目して見ていたのですが、ベルサイユに行こう!のシーンで、スカートをはいたアンリが、肩にショールをかけてもらってくるんと一回転したときがめちゃかわ❤でした。ちなみに、襲撃シーンにはいないので(次の場面のドイツに行こうのウィッグボーイになるため)、スカートアンリが見られるのは一か所だけです!


また、明日以降見たら、印象が変わるかも知れませんが、2年間求めていたMAを見られた興奮のままに書き殴りました。

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