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井の頭公園の五輪パブリックビューイング中止を求めます。

わたしたちは井の頭公園で実施予定の東京五輪パブリックビューイング中止することを求めます。人流抑制こそが大事とする政府方針にも関わらず、大規模なパブリックビューイングが全国で実施予定です。このうち代々木公園だけは中止となりましたが依然として2万人規模を想定する井の頭公園ライブサイトでのパブリックビューイングを準備中です。一箇所に何千、何万が密になり絶叫するすべてのパブリックビューイングに問題がありますが、東京都が最大規模で企画準備している井の頭公園を中止とすることで他の会場の運営責任者が開催を断念することを狙います。


パブリックビューイングという言葉は2002年の日韓FIFAワールドカップの時に初めて使われました。国立競技場を埋め尽くした史上初の大規模パブリックビューイングは大盛況で国立競技場は「絶叫の渦」と化したのです。

そうです、パブリックビューイングの存在価値は大勢の参加者と叫ぶ醍醐味にあるのです。しかし「大勢で叫ぶ」がいま最もしてはいけないこととされながら大規模パブリックビューイングが実施されようとしているのは矛盾以外の何物でもありません。

オリンピックのパブリックビューイングは以下のポイントで最悪のイベントです。

1、 2万人もの人が一箇所に集結して「叫ぶ」

大声での声援禁止とありますが、日本代表が得点したとき、逆転されたとき「オー!」「アー!」とい叫ばないでいられるでしょうか。特に数千、数万が一同に会した場合はその場の熱気も含めて叫ばないというのは絶対に無理です。当然飛沫が激しく飛ぶイベントになります。

2 会場だけではなく、最寄り駅周辺、繁華街が極めて密になり荒れる

例えばサッカーの日本代表戦のパブリックビューイング実施後の渋谷、六本木等の膨大な人出、路上や居酒屋、スポーツバーでの荒れた様子を知らない方はいないでしょう。2万人が井の頭公園に集まった後の吉祥寺の喧騒、電車の過密は許されるのしょうか。サッカー男子代表だけで少なくとも3試合あります。他に野球など大人数が集まると想定される試合が多数あります。

3 試合終了が22時であること

米国での放送時間を考慮してサッカーや野球の試合は終了がなんと22時です。22時にパブリックビューイング会場を出た2万人はどうするでしょう。仮に非常事態宣言かまん延防止下にあったとすると殆どの飲食店は閉まっています。膨大な数の方がコンビニでお酒を買い路上飲みとなるのではないでしょうか。飲食が深夜まで営業可、酒類可となっていた場合は飲食店に膨大な数の方が押し寄せて異常な盛り上がりとなるでしょう。どちらのケースも吉祥寺・三鷹エリアに第5波を招くきっかけになります。

4 立ち見スペースでのディスタンス確保は困難である

競技場では全席指定で観客数を半分にしまばらに着席誘導ができますが、パブリックビューイングでは一部立ち見、ないしは全スペース立ち見です。10人単位で正方形の線を引く等の対策はあるでしょうが、抜本的な管理は不可能です。

5 大規模パブリックビューイングは都道府県を超えた集客がある

過去のサッカーパブリックビューイングの例を見ると、国立競技場で実施されたパブリックビューイングに埼玉、千葉、神奈川から多数参加がありました。埼玉スタジアムで行われたパブリックビューイングには東京の参加者も多数いました。大規模パブリックビューイングにはそれだけの集客力があるのです。

パブリックビューイングはまさに不要不急のイベントです。都道府県をまたぐ移動は自粛すべしとする政府、東京都が大規模パブリックビューイングを実施るのは根底から矛盾しています。

以上の理由から大規模なオリンピック・パブリックビューイングは非常に危険であり、参加者のみならず周辺住民や最寄り駅利用者にもリスクがあります。22時過ぎに2万人が雄叫びを上げて繁華街になだれ込む姿は見たくありません。その中でも最大の「井の頭公園のパブリックビューイング中止」を強く求めます。

わたしたちが何より望むのは五輪自体の中止ですが、パブリックビューイングは既に公園の利用制限等実害も出ているので早急な中止決定を望みます。

パブリックビューイング、ライブサイトにはスポンサー企業のマーケティング権利があり、中止にはスポンサーとの調整、場合によっては一部スポンサー料の返金が必要かもしれません。国民の安全のための判断を政府がし、返金・賠償をすればよいと思います。

わたしたちは「井の頭公園の五輪パブリックビューイング中止」を求めます。

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