たくさんの小さな思い出/あなたを守る
カランコエの花言葉。
たくさんの小さな思い出
私は、あなたたちと良い関係を築きたかった。
傷つけられることなく、正当に認められて、足りないところは助けてもらって。
そうやって、支え合っていきたかった。
それができなかったことがただ悲しい。
私はもう辛いことしか覚えてないけど楽しいこともあったはずだよ。だからこそ傷ついている。
小さな思い出、そう呼ぶに相応しい楽しい時間は確かにあった。
でも、わかってもらえたと思ったらもっと頑張れと傷つけられてしまう。楽しい時間を過ごせたのかと思ったら侮辱される。
支え合えたと思ったら、私が傷つけたと言われる。もうたくさんだった。つらかった。どうしたらいいかわからなかった。悲しかった。
頑張ってるだけなのに、仲良くしたいだけなのに。話を聞きたい、聞いてもらいたい、話したい。それだけだったのに。
どうして私たちはあんなにも傷つけられなければならなかったのだろうか。
あなたを守る
私は嫌いになんてなりたくなかった。嫌いじゃなかった。好きだった。だから、一緒に向き合っていきたかった。
嫌いでいたいわけじゃない。不幸になればいいだなんて思わない。でもあなたたちは私を傷つけた。私は私とあなたの関係性も他の人たちのことも守りたかったし、あなたたちにも、健康でいてほしかったし、傷ついてほしくなかったし。
大切に思ってはいけなかったのだろうか。
いつも悲しい思いをした。どうしたら良かったのかいまだにわからない。気持ちが踏み躙られて行ったことがただ悲しい。
どれだけ大切に思っていたかわかってほしかった。話が好きだと思ったこと、くだらない話を話していて楽しかったこと。どうしたらいいか教えてもらって頑張ったこと。
もう戻らない。傷つけられたことも戻らない。
大切な気持ちを踏み躙られたことも戻らない。
でもあなたたちも、そうしたかったわけじゃないだろうと思う。
それはわかる。
あなたたちも辛い環境の中で自分を守るのに精一杯だったんだ。
だけど、とても辛かった。悲しかった。やるせなかった。どうしたらいいかわからなかった。かなしかった。辛かった。
信用した自分が悪いと思った。でも信用したかった。
私を傷つけたあなたたちも傷ついていたことが今になってはわかる。
それが免罪符にはならないけれど、あなたたちが今は傷つきから守られていればいいなと思う。
私は、もうあなたたちに全く関係なくて、これからの人生も、関係させるつもりもないけど。
傷つけられたことが辛くて憎くてやるせない日がたくさんたくさんあったけど、大切だと思った日もたくさんあったから。
わたしはもう、何もしてほしくないし、何もできないけど。
あの時のわたしが持っていた、大切にしたいという気持ちを添えて、あなたたちがいつか守られるように、そっと願いを込めて。
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