このままの自分は嫌だ、そう思ったのははっきりと覚えてる

中学生になった。

1年次は小学生の延長のように過ごしていたけど
なぜだか2年次に、このままの自分は嫌だな。
そう思ったのだった。

とても天気のいい日に、教室で本を読んでいたら
仲のいい男子から「だからダメなんだよ」みたいなこと言われたことあったのは覚えてる。
教室の入り口でたたずんで、教室内を眺めつつ
このままは嫌だ、そう思ったのもはっきりと覚えてる。
なんでそう思ったんだろう。自分のなにが嫌だったんだろう。

でもそのお陰で、初対面の恐怖をグッと握りしめながらも
自分にとって新しい場所へ行けるようになったような気がする。

3年次には初めての彼ができた。
勉強ができて、受験生だったこともあり
交換日記に数学や英語の問題を書いてくるような男子だった。
え、交換日記でそんなことしたくない!と問題を解いたことはなかったけど
つられて一緒に勉強していたら、あっという間に学年3番になってた。

あぁ。思春期真っただ中の息子が初めて母親に逆らったりもしたようで
帰りが遅くなったあるとき、「あなたも成績いいんだからちゃんとしなさいよ!」とかなんとか彼の母親から浴びせられたこともあったなぁ。
そのときはいい大人がこんなこと言うのか~とびっくりしたけど
自分が母になった今となっては、気持ちはちょっとわかるな。

転校してきた子と仲良くなって、海沿いの我が家へその子と帰っているときに、「この海くさいね」と言われたのは驚きだった。
そりゃヘドロはくさくてたまらなかったけど
(ヘドロに落ちたボールとか拾うと、ヘドロがべったり付いてくさかった。)
海がくさいとは思ったことがなかったから。
慣れてしまって感じないことがあるのだと知ったのはこれが最初かも。

お、中学時代はいろいろと思い出せるよ。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?