裁判員制度の裁判員を体験⑤開廷初日の巻

開廷初日は本人確認から。
被告人に氏名、年齢、住所などの質問が裁判長から行われます。
被告人の右手がブルブルと震えているのがわかる距離で、自分の立場とあいまって、私まで緊張が伝わってきます。

次に、検察官による冒頭陳述。
検察官側からいただくペーパーを見ながら、「検察官が思う事件の概要」が説明されるのを聞いていきます。
証拠品のナイフも血の付いたまま見せられますが、ケースに入れられ、検察官1人が持ったまま、ちょっと離れてゆっくり目の前を歩いていく方法がとられたので、気持ちが悪くなるようなことはありませんでした。
現場写真ももちろんありましたけど、血が流れたままの現場ではなかったのも配慮されてのことでしょう。

最後に弁護人による冒頭陳述が行われます。
検察官はああいったけど違うよ。被告人はそんなこと思ってないよ。などの説明です。
弁護人からもペーパーが出され、「被告人(&弁護人)が伝えたい事件の概要」が語られます。
  
  
裁判員制度が始まって随分経っているからでしょう。検察官、弁護人それぞれから出されるペーパーがまぁ見やすいこと。
思いがけずポップなペーパーです。
争点はここ☛ なんて感じといえばいいでしょうか(苦笑)。裁判官も裁判員も同じ1票を持っているので、裁判員にわかりやすく訴える内容になっています。
説明を聞きながら自分なりに疑問に思ったところをペーパーに書き込んだりしながら、緊張の1日目は終了。
10時開廷、15時過ぎ閉廷だったかな。

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