裁判員制度の裁判員を体験⑨判決の日がやってきたの巻

判決の日となりました。
開廷は午後ですが、朝から集まり、裁判官作成の判決文をあぁでもないこうでもないと議論の上、修正していきます。判決文の語句まで皆で見ていくとは思いもしなかったので驚きました。これにより、語句の入れ替えを数か所行いました。

判決の言い渡しはあっという間でした。
裁判長が3ページほどの判決文を読みあげるのみです。被告人はその内容が頭に入ったのかどうか、よくわかりませんでした。弁護人の1人の目が真っ赤になっていくのが強く記憶に刻まれています。
裁判長のみ、被告人に手錠がつけられ連行されるのを見送り、これでこの裁判は終わりました。

その後、裁判員裁判ではすべての事案に記者会見の要請があるとのことで、希望者のみ参加しました。え、私はもちろん参加です。こんな機会そうあるものではありません。
裁判所内の記者クラブにて行われ、椅子がえらくふかふかなのが可笑しくて、皆で笑ったものです。
評議はやりやすかったか、どう感じたかなどの質問が3つほどで、皆同じようなこと考えていたんだなぁと思ったり、え、貴方は飄々とやっているかと思っていたよ。という方が大変だったと答えているのを聞いて驚いたり。

選任日を含めてもたった6日の裁判員体験もこれで終わるんだなぁ。

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