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あれ、子どものころのことを思い出しても幸せな気持ちにならないぞ

私の記憶の始まりはけっこう遅いのかもしれない。
それは保育園の思い出で、
ゲゲゲの鬼太郎のテーマ曲が流れて怖かったこと
お昼ご飯にふりかけがかかっていたこと
お昼寝の時間に女の子としゃべっていたような風景。
断片的なシーンだけをほんの少し思い出す。

私には弟が2人いて、私が物心ついたときには私はもうお姉ちゃんだった。
だからか、母と触れ合った記憶があまりない。というかまったくない。
いわゆる赤ちゃんとよばれる頃の記憶がある友人がいて
親の温かさを感じたとかなんとか聞いたような気がするのだけど
羨ましく感じるくらいになんの記憶もない。

そういえば、保育園のころ、お迎えにきた母が園内でずっと先生と話していて、待ちつかれた弟が泣いてぐずったので、母の様子を見に園に戻ったら
行違った母たちが帰ってしまったことがあった。
そう、私を置いて。
途中で気づいたのか、帰宅してからようやく気づいたのか
もちろん再度お迎えにはきてくれたけど、謝ってもらえなかったこと、私の打ち捨てられたような寂しさに向き合ってもらえなかったことははっきりと思い出す。残念なことに。




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