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お茶のお稽古24

24回目のお稽古日記です。

床の間

お軸は、「吹毛常磨」でした。
「すいもうつねにます」と読むそうで、よく切れる刀も常に磨く必要があるように、精神をいつも研ぎ澄ませておきなさいという意です。
厳しい修行の言葉で、胸に刺さります。

お花は、桔梗口の花入れにうらしま草が飾られていました。
うらしま草は、浦島太郎の釣り竿のような形をしており、美しいような怖いような不思議な雰囲気でした。
桔梗口の花入れが可愛かったです。

香合は、ゆりかもめでした。
ゆりかもめは都鳥とも呼ばれており、先生から伊勢物語の歌の話をお聞きしました。


お菓子

主菓子は、うさぎやさんの上生菓子でした。
黄身餡が求肥と黄色い羊羹で包まれている非常に凝ったもので、とても美味しかったです。
春の時期は桜色の練りきりが多いですが、菜花色も春を感じられて素敵でした。

その日出されたお菓子が近所の和菓子屋さんのものだと、旦那さんへのお土産に買って帰る社中もいると先生から伺いました。
なんだかほっこりしました💕
私も今度やってみようと思います。

干菓子は、賣茶翁さんの「みちのく煎餅」と塩芳軒さんの御干菓子でした。
みちのく煎餅は、仙台のお店でしか買えない麩焼き煎餅です。
香ばしい香りがして、美味しかったです。
なかなか手に入らないものをいただけてラッキーでした。


長板一つ置き薄茶点前

長板の上には、桜川水指が置かれていました。
蓋を開けると桜の絵が描かれていて、とても可愛かったです。
その桜の色がブルーで、ゆりかもめの香合や炉縁の波の模様とリンクしていました。

この日は社中がおらず私だけだったので、指の使い方や腕の向きなど細かいところまで指導していただきました。
指摘しどころがありすぎて・・・😅
先生から「改善の見込みがある人にしか言わない」とフォローいただき、とてもありがたかったです。
しっかり身に着けて行きたいです😊

感想

この日は青年部に入部する手続きもしたので、これからがさらに楽しみです。

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