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初釜

2023年、はじめてのお茶。
初釜に伺ったので、日記を書いておきます。


初釜は、新年に初めて炭に火を入れて、新しいお水でお茶を点てることだったそうで、
今では、新年をお祝いして行われる新年会のようなものです。


先生のお宅の扉を開けると、
嶋台が鏡餅のように飾られ、その上には鶯が描かれたお軸。

とってもおめでたい感じがして、なんだか嬉しくなりました。



まずは水屋のお手伝いをさせていただき、
お料理やお菓子の盛り付けをしたり、普段は会わない社中とお話したり。
人生で初めての初釜だったので、緊張していましたが、社中とお話することで、緊張をほぐすことができました。




そしていよいよ自分がお茶室に。

いつもの道具とは違って、全てが華やか。


床の間には、芽吹はじめた柳や神楽すず、龍のお軸などが飾られていました。
柳はとても迫力があって、今年1年を力強く応援してくれているような感じがしました。
他にも、椿や子供のおもちゃを模した香合も飾られていました。


床の間を拝見したあとは、炉や水指なども拝見。

赤や金の模様が描かれた水指や羽子板の羽を模した柄杓置きなど、お正月感万歳で、なんともおめでたい気持ちになりました。



席につくと、まずは花びら餅と濃茶をいただきました。

鉢の木さんの花びら餅は、お餅に透けたピンク色がとっても綺麗で、それだけで感動しました。


人生初めての濃茶は、とっても爽やかな味。
濃茶は、抹茶の中でも、枝の先の方についた葉のみで作られているそうで、1番若い葉ということになります。

そりゃ爽やかになるはずですね💓



先生のお手前は、流れるような感じで、見ているだけで心が整います。
何も考えず無になれたような感覚でした。


私もいつかあんなふうにお手前できたらいいなぁ。



その後、亀屋萬年堂さんの干菓子と薄茶をいただきました。
ピンク色の羽子板を模したものが、とてもとても美味しかったです。


最後に、お料理やお酒をいただき、お腹いっぱいに。
先生が、くじ引きを用意してくださっていて、古帛紗をいただきました。


新年早々、運がいいです🙌



初釜では、ほとんどの方が着物でいらしてたので、
洋服で伺った自分が少し恥ずかしいような気持ちになりました。
綺麗目の服を着ていったのがせめてもの救いでした。


みなさんとっても美しかったので、私も今年はお稽古から着物に挑戦してみます😊



初めての初釜は、緊張しましたが、
はじめての社中にも会えたし、先生のお手前も拝見でき、美味しいお菓子もいただけ、とても素敵な時間になりました。

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