毎年この時期がくると思い出すこと
1995年、私が小学5年生だった時のこと。
その夏はちょうど第二次世界大戦の戦後50年にあたる年だった。当時担任だった先生はたしか定年をあと3年後に控えていたはずだ。
つまり戦争経験者だった。
先生は元々とても厳しかった。
朗らかさだったり、冗談を言って和ませたり、ノリよく生徒の士気を上げたり、というような生徒が思う「こんな先生好き」にランクインする要素をまったく持ち合わせてないような先生で、いつも怒ったような難しい顔をしている記憶しか残っていない。
夏休みを迎える直前の