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抽象化と具体化

前勤めていた会社にドイツ人の男性で非常に頭の良い先輩がいました。

日本語もペラペラでとにかく話がわかりやすい。

私が作業で困っているときにアドバイスを求めると、

「それって要するに〜っていうこと?」

「〜っていう観点もあるんじゃないの?」

とまずその問題をわかりやすい言葉に言い換え、別角度から適切なアドバイスを下さいました。

なぜあの方が優秀だったのか考えると

「抽象化と具体化」

ができていたのだと思います。

他の言い方だと

メタ認知能力が高かった

とも言えます。

皆さんの周りにも例え話が上手い方っていると思います。

そういう方達はある事柄・現象を抽象的に捉え、またそれをわかりやすい具体例に落とす能力が高いです。

ところがこのようなスキルを伸ばそうと思っても、どうしたら良いのかがわかりません。

そこで最近読んだ本の中でオススメされていたのが「謎かけ」です。

「AとかけましてBと解く、その心はC」

といったやつです。

例えば

「信号機とかけまして特急の停車駅と解く、その心は?」

といったお題があります。

いったん皆さんも考えてみてください。

答えは1つではないと思いますが、私はこの答えを知ったとき「難すぎ!誰がわかるの?」と思いました笑

良いですか?


正解は

「どちらも増えることはあるけど、減ることは難しい」

です。

皆さんはどう答えましたか?

ただこの謎かけで大事なのは、

2つの物事を抽象的に捉えそこから共通点を導き出す

ことです。

そのためのトレーニング方法の1つが謎かけとなっています。

このようなトレーニングを続けていくことによってビジネスシーンでも

「最近この商品達が売れているらしいが、この商品達の特徴を抽象的に考え、他の商品にも活かす」

みたいなことも可能になると思います。

私もドイツ人の先輩のような頭の使い方ができるように頑張ります。

ありがとうございました。

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