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私の名前は

私の名前は本当に平凡な名前で、同じ名前の人は大体ご高齢な方が多い。
よく「私のおばあちゃんと同じ名前」って言われています。

なんでこんな平凡なんだろうって、幼いながらに母に名前の由来を尋ねても「お父さんの美人な元カノさんの名前よ」、兄の名前は「母の元カレ」妹は「両親の好きな女優さん」なんて言われて、「なんでそんなに適当なの💢」って不満いっぱいでした。

でも、両親にとって最初のこども「姉」は違いました。
名前の響きも、字画も、何度も何度も、姉の将来が幸せになるようにと考えて、やっと決まった名前だそうです。そんな話を聞くと、姉がとても羨ましくて、両親の姉への愛情に私は幼心なりに嫉妬していたくらいです。

でもその姉は、生後7ヶ月で突然死。

子どもを持った今だからこそ、当時の母の深い深い苦しみが少しは理解できます。

それから3人の私たち兄妹に恵まれましたが、縁起の良い字画よりも、ただ生きていてさえくれたら、そんな気持ちで名前にもこだわらなかったんだと思います。

それが理解できた今は、私は自分の名前を誇らしく思います。
だって、どんな名前でも、両親が何度も何度も呼んでくれた名前だから。

1年前に他界した母には、もう私の名前を呼んでもらうことはできませんが、その分、我が子たちの名前をたくさん呼んであげようと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
みなさまも、誰かに一言声をかける時には、名前も一緒に呼んでみてはいかがでしょうか。


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