そして君の想い受け取るまで
たとえ1億光年離れてたって 鼻垂れて立ってるなんてことはしないのさ
書きたいことはたくさんあるが、なかなかまとまった文章にすることが難しい日々が続いている。
かつ、取り上げるにしても難しい話題ばかりなので、書くのをためらうことも多い。
なので今回は創作の裏話でもしようと思う。
SNSに流そうとすると興味のない人にまで届いてしまって迷惑なんじゃないかと尻込みしてしまっていたので、ほとんど誰も見てないここでくだらん設定や裏話なども全部話していくよ。
キャラ設定について
「cobalt」では、りつなな(律香と菜々子、主要CP及び主人公)の他に8人の主要キャラクターを設定している。
玲於那、千遥、透真、湖冬音、宏史、華蓮、萬李、秋希の8人を主要としているが、萬李のみ今のところ未登場である。
キャラの苗字は、りつなな以外全員ある共通点がある。
それをここで話すと自分の職業やその特性がばれてしまうので控えるが、まあ分かる人にはおそらく分かるかと思う。
名前については、完全に音の響きや全体的なバランス(文字数や母音など)で決めているため、実のところそこまで思い入れや意味がこもっているわけではない。
・内田 玲於那(うちだ れおな)
当初は「れお」と名付ける予定でいたが、一ひねり欲しかったのと江崎玲於奈や「火の鳥」の登場人物から取って「れおな」になった。
赤髪の設定だがこれは自分自身が赤髪にした時テンションが上がったからで、作中で本人が語っている赤髪の理由は完全に後付けである。
ちなみに当初はリスカ癖がある設定だったがピンとこなかったため没になった。
・河合 千遥(かわい ちはる)
女性キャラ(千遥、湖冬音、華蓮、秋希)は季節(春夏秋冬)をイメージする字や響きを当てており、千遥は春担当である。
彼女は、実は学生時代の同期(男)がモデルになっている。
彼は「面白ければ何でもいい」みたいな思想があったので、それをベースにパーソナリティをデザインしてみた。
・成瀬 透真(なるせ とうま)
彼も学生時代の同期(男)がモデルになっている。ちなみにモデルになった彼はゲイではない。
ゲイという設定は、透真の笑わないイメージから始まった。
なぜ笑わないのかという理由を考えた時、ゲイが原因でいじめられたからというところから、設定を膨らませた。
名前の漢字は、TaNaBaTa「ゴーストシップ」の「汚れてもいいから 透明でいさせてよ」という歌詞からイメージした。
・津守 湖冬音(つもり ことね)
冬担当。当初は琴音などシンプルな漢字にするつもりだった。だがこれも一ひねりほしいと思い、こんな字面に。
外見は柴犬をイメージしていたが、もはや忘れ去られている。
学生時代の同期(女)をモデルにしている。「推しの酸素が吸いたい」などと言ういかれた(誉め言葉)人間なので、モデルにはちょうどよかった。
・遠城寺 宏史(えんじょうじ ひろふみ)
大抵のキャラには、自分自身の一部が投影されているが、このキャラに関しては何も投影されていない。つまり、「赤の他人」のような感覚でいる。
「赤の他人」であるためなかなか了解が難しく、どう設定するかどう描写するかに毎回悩んでいる。ちなみに当初サイコパスにする予定があったが、あまりにも了解不可能なため取りやめた。
ちなみに彼の顔の真ん中にあるほくろは、彼の中にある最後の人間性の象徴なのだと思っている。勝手に。
・小此木 華蓮(おこのぎ かれん)
手癖でデザインした女の子、夏担当。
当初摂食障害がある設定にしようと考えていたが、情報過多なのと摂食障害の描写が困難そうなので取りやめた。
・吉本 萬李(よしもと ばんり)
本編未登場キャラ。律香の会社での同僚として考えているので、律香が大学を卒業して社会人になるまで彼は出てこれない。どこかで出してあげたいが、これいかに。
彼ときょうだい全員果実の漢字が入っている設定にしている。
・矢田部 秋希(やたべ あき)
秋担当。デザインする際、奇を衒いたいと思った結果髪型が意味わからんことになっている。どうなってるんですかね、あれ(知らんがな)
他のキャラが自閉的な様相があるため、多動・衝動的な様相を取り入れてみようと思いデザインした。うまく取り入れられている自信はない。
りつななについて
今は律香が文学部、菜々子が薬学部となっているが、実は、当初二人は同じ学部(文系)だった。
ただそれで妄想していたら頭打ちになったため、上記のキャラを新しく作って、「創作」として練り直すことにした。
その際、「何もかも正反対の二人が、一つだけ共有する色、それがコバルトブルー」というコンセプトを打ち出した。
コンセプト通り、「何もかも正反対」にするため、まずは菜々子をリケジョにすることにした。
理系といっても様々ある。色々考えて、医療家系に決めた。
律香はそれとは反対の芸術家系でデザインした。
正直、菜々子をリケジョにすることは自分の中で結構勇気のいる決断だったが、考えていくとそれはそれでいいなと思い、そのまま進めた。
締め
何度も書いているように、「創作」というやつを自分はほとんどしたことがない。
学生の頃から創作に生きてきたような百戦錬磨の創作人たちとは違う。はっきり言って自分を場違いのようにも感じることさえある。
SNSのフォロワーには学生もいるが、自分の創作に打ち込んでいる彼等を見て、羨ましくなることもある。
私なんて、君らの年ごろには人に媚びを売ることしか知らなかった。
それがその年で確固たる自分の世界を持っているなんて、羨ましいにも程があるだろ?
私だって、本当はそうやって青春を過ごしたかったのだ。きっと。
しかし、それがこの度小学生ぶりに創作の筆を握っている。
これが一体何の意味を持つのか。
自分は、この歳になって、このタイミングで、創作という媒体を通して何を伝えなくてはならないか。
それは「生きろ」ということ。
「普通」な人たちが「普通」のためにもがきながら懸命に生きる姿を描きたいと思った。
必死にならなければ「普通」に生きることすら難しい今の世の中。
それでも生きてほしいと思った。
キャラクターたちにはもちろん、この漫画を読むあなたにも。
生きてほしい。
そのために描写に挑むのだ。
自分が死んでもみんなには生きていてほしい。
この想いよ100年後の空に響け!
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