恋愛は不公平だ

恋愛は不公平だ。私は君のことをずっと、ずっと想っているのに、君はツイッターで「やばい！　かわいい！　好き！」などと気軽に話しかけられた人とデートに行く。悔しい。私は君に伝えたい想いを胸の中に秘めながら、いつまで経ってもこない君からの連絡を待っている。昨日もこない。今日もこない。明日もこない。

365日毎日君のことを想っていても、私ではダメなのだろうか。気軽に「好き」をアピールできる人間でないとダメなのだろうか。晴れの日も雨の日も変わらずに君のそばに居続ける人間ではダメなのだろうか。

穏やかでは、面白味がないのだろうか。穏やかでは、刺激がないのだろうか。穏やかでは、つまらないのだろうか。

今も私は君のことを想い、文章を書いている。恋愛は不公平だ。クソったれだ。死んじまえ！　と。恋愛なんて死んじまえ！　もし、昨日簡単に君のことを好きになった人間と君が恋に落ちてしまったら……。立ち直れない。完全にノックアウトだ。叫ぶ気力もなくなる。だから、まだ自分の足で立つことができる今、私は存分に叫ぶぞ。恋愛は不公平だ！　恋愛なんて死んじまえ！　昨日出会ったあの子よりも、私のほうが君が好きだ！