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12月24日

ついにこの季節がやってきた。
私が1年で1番楽しみにしている日。

M-1グランプリだ。

2001年中川家が優勝したあの年から、
録画ではなく必ずオンタイムで観てきたM-1グランプリ。
雨の日も雪の日も、めっちゃハードな日もそうでない日も
家族揃っての日も、一人の時も、二人の時も
ずっと楽しみにしてきた。

我が家では
M-1グランプリの日は手巻き寿司をする習慣がついた。
観る側の特別感をみんな大好き手巻き寿司で演出する。
漫才のネタを一言一句聞き逃したくない私は、
その日は17時から夕飯を食べ、オンエアが始まる頃には
初めてブラウン管テレビがやってきたあの頃の子どものように
テレビの前にスタンバイ

待ちに待った、夢のひとときが始まるやいなや
こどもらが、しょーもない会話をケラケラしだす
「ちょい!静かにしてや」とピシャリ

1分ほど黙ってたこどもらが、ヒソヒソ声で
クソしょーもない会話を嬉しそうに弾ます。
「ちょいちょいちょい!お母さんにとって今日という日がどんだけ大切な日か分かってるよな。…もう言わしなや」とどめの忠告

不機嫌になったこどもらが、
「もう、あっちでYouTubeみよう」と私とテレビの間を横切り
何処かへ行く。
私の視界に入らないのをいいことに、
遠慮のないでっかい声で騒ぐこどもたち

「ええ加減にせぇ!!もう出てってくれ」とブチギレる私

私にとっての「あの日がやってくる」と、
こどもらにとっての「あの日がやってくる」
心臓のドキドキこそ一緒でも、明暗の1日である。

M-1グランプリ
二世代で虜にさせるんは難しいのでは。






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