見出し画像

TVer

ティーバーで昔のドラマをよく見返すこの頃

大好きだったドラマでも、
もう1度見返したいと思うドラマと
そうでないドラマがある

古畑任三郎が
再放送をしてたら結局見ちゃうし
何回見ても面白い

三谷幸喜さん作品でいえば「王様のレストラン」も大好きだった

ティーバーでちょうどやってるし
何気なく観てみようと思ったら
あの時感じなかったざわざわ感が押し寄せてきた

物語はやっぱりおもしろい
松本幸四郎(九代目)がやっぱいい
なのに

ちょっと抜けてる役の
筒井道隆が、どうにもこうにも鼻につきだした

演技が下手なのではない
逆に、ものすごい上手なのだと思う

1990年代のドラマで
少しハッキリしない、でも悪い人ではなく
抜けてて、でも嫌いになれない
みたいな演技をする役者は筒井道隆がNo1なんじゃないかと思えるぐらい
腹が立ってきた

あの当時「あざとい」なんて言葉が浸透することはなかったけど
彼はまさに「あざと俳優」だと思う

ドラマはドラマである
彼が演じる、ちょいと空気と読めない感じが
新しい展開を生むのは分かってる

ただ、こいつ「嫌い」

当時このドラマを無邪気に楽しんで観ていた私は、
そこから何十年もの間で、沢山の人と出会い
沢山の経験を積んで、今の生きぬき方が形成された

どうしようもないやつだけど、
人に可愛がられ、人に愛され
結局その人のまわりが良いように変化していって
うまくまとまっちゃうんだよな
みたいな人を、気に食わないと思いつつも、どこかで
羨む人生をおくっているのだと思う

TVerによって、ましてや筒井道隆によって、
「私」ってやつは。はぁ〜。と、
思い知らされた

昔大好きだったドラマ
うかつに見返すもんじゃないな






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?