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ちいさい人のあいさつ

蟻さんのおむつと牛さんのおむつをつくりながら
足の裏でうごく砂浜の貝殻のかたさ
うちあげる波のひんやりとした冷たさは
遥か四五億年前の記憶からのあいさつ

潮風が鼻を駆け抜けたとき
ネクターピーチが対岸から読んでいる
おおきな川にお船が浮かんでぐんぐんスピードをあげた
島のむこうがわに沈んでいく夕陽からのあいさつ

明石焼きと言うふわふわが小さい口の中をでんぐりがえし
ごちそうさまでした
おおきい人もあいさつをする
もういっかい
ごちそうさまでした!

ねえ、白い毛のヤギさん
葉っぱどうぞ!
トイレでうんちをしていたらねこちゃんにみられたよ
パパが「ぎゃおー」って叫んだ
熊にあったときも
パパが「ぎゃおー」って叫んだ
どうぶつたちからのあいさつ

つくえの上
けむりむし
ちいさい人の透き通る産毛からあいさつをした

しゃべった人:みお(4歳)
かいた人:わたる(みおの友だち)



この詩は僕が親友家族と過ごした時、4歳になるちいさい人が話した言葉と見たものを元に書いた詩です
子どもは、みんな詩人だ

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