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『手当たり日記 02』 答えなど出ない 2023年11月8日

なぜ本が好きなんだろう、と何度か考えた日。答えは出ない。

代々木上原に新しくできたシティライトブックスに来ていた、文芸社?か草思社?の関係者が、店主に高速早口な大声で話していて、よくしゃべる人だなと思った。自分だって、状況によっては一秒たりとも黙れなくなる時があるのに。いやなんなら、僕はよく話す方だと思う。でも、自分がだんまりしている時に、よくしゃべる人に遭遇すると、よくしゃべるな〜と思うものだ。ひとはいつも恣意的に相対視をする存在だ。

やらなければいけないことをほとんど全てほっぽりだして世田谷代田のカフェにいたら、夕焼けの梅ヶ丘通りの向こうのほうに、綺麗に富士山のシルエットが見えた。この道をずっと辿って行ったら、いつか富士山にたどり着けそうだ。全ての道はローマに通ず。
本屋なり、喫茶店なり、なにかを自分の店を構える時には、見晴らしがいい店舗がいいなと思う。

なぜ人は、見晴らしのいい場所に立つと心地がいいのか。(高所恐怖症の人を除く)
本当か知らないけど、遠くまで見渡せると気持ちがいいのは、敵を見つけやすい場所にいると本能的に感じられ、安心するからだとか。ポッドキャストか何かで聞いた気がする。誰かの思いつきのでっちあげかもしれない。ポッドキャストは曖昧で不正確な発言で溢れている気がする。おしゃべりは曖昧で不正確だ。

ゆくゆくは、眺望を心地よく感じるのは本能的に敵に対して優位に感じられるから、みたいな理論を導いてみたい。

改札で先を行く他人が残額不足で引っかかってしまうとイラッとするのは、ヒトには精子だったころの記憶があり、いち早く卵子に到達したいという本能がありそれが錯覚させているから、とか。さすがに無理がある。簡単に答えなど出ない。もっと賢くなる必要がある。

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