もうやみくもに“頑張る”社会をなんとかしたい
「まだいける。諦めるな。頑張れ。」
こう言われ続けて、何度も立ち上がってみたけど
結局見える景色は一向に変わらなかった。
こんな経験はないだろうか?
日本は昔から「勤勉」という言葉が大好きだ。
我武者羅に物事に取り組む姿勢こそが美学だと語られ、私もよく昔は勉強をしろ。と親に言われたものだった。
そして頑張ることこそが正義となり
こんな言葉を信じ、真面目にひたむきに、頑張る日本人が出来上がった。
日本の労働生産性は他国と比べて圧倒的に低い
日本人は本当に働く。
朝から晩まで。寝る間も惜しんで働く。
そんな日本人を誇りに思うが、一方、海を渡り海外に目を向けると
他国の人は日本の労働時間の長さに、
『Are you kidding?』(おいお前ら嘘やろまじかよ)
と口を揃えて言うらしい。
そういえば、私も何度か朝まで働いたことがあったなとこの記事を書きながら思い出す。
ただ、悲しいかな、これだけ働いているのに生産性が異常に低い現実がある。
日本の時間当たり労働生産性は、49.5ドル。(約5000円)
OECD加盟38カ国中23位に位置している。
米国(80.5ドル/8,282円)の6割程度にしか至っておらず、頑張っても成果が出せていない国。それが日本なのである。
サボっているわけではないのになぜ?
私は日本を愛しているからこそ、この事実をなんとかしたいと強く感じている。自分も頑張ってきた1人でもあるからだ。
生産性が低いという事実のみをポイントで考えると、
頑張っているフリをして実際はサボっているのでは?という冷たい声も聞こえてきそうだ。
本当にそうか?
僕は少なからず、みんな頑張っていると思うし、誰一人としてサボってなんかいないと信じたい。必死にいまを頑張っているじゃないか。
ならなぜ?
どうして他国と比べて頑張った分の成果が出にくいのだろうか。
私は
日本人は頑張る方向を間違えているだけ。
じゃないか。考えている。
ライスワークからライフワークへ
仕事が好きで働いている人はどれだけいるだろうか。
想像してほしい。
あなたの職場に常に笑顔で燃えたぎる熱量を醸し出しながら、日々仕事をしている人を。
多くの人は、仕事はご飯を食べるため(生活のため)に働く、ライスワークな状態にある。
仕事をなぜしているのか?と聞くと生活のため。と即答する方々だ。
一方、仕事が好きで働いている人もいる。その方はライフワークな状態にある。
もちろん、生きていくためにはお金が必要で、働かざる得ない事実も当然のことだろう。ただ、ごはんを食べるためだけに、やりたくもない仕事を、毎日ぶつぶついいながら働く人が増えてしまうと、日本の生産性が落ち込んでしまうことは小学生でもわかる話だ。
だからきっと、いまの日本は、やりたいことがわからないが多く、やりたくもない仕事を“やらされている”状態の人が多い=生産性が低い。のではないかと思うのだ。
※あくまで個人的な意見です
もしこの状態から、1人1人の中に明確なやりたいことが見つかり、仕事を生活のためではなく、人生のありたい姿のために必要な1つの手段として、イキイキと働く人が増えれば、きっと日本は明るくなるとわたしは考えている。
全員は無理かもしれない。必ずしもライフワークな働き方を望まない人もいるかもしれない。
けど、少なからずいま自分の周りにいる人くらいは、自分らしい生き方のために、仕事に誇りを持って頑張っていってほしいと思う。
だから今日も私は仕事をする。
僕は仕事が本当に大好きだ。
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