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小さな会社が外国人採用に挑戦した #3 入国準備編

先週、先々週と続けてお届けしている、「小さな会社が外国人採用に挑戦した」シリーズ。今回は入国手続きが本格化してきてからのことについて話していこうと思いますが、その前に軽く宣伝をさせてください。

■高度外国人雇用促進促進総合サイト『Tebiki』に掲載されました

サイト内のビジョナリー経営の特集枠で、弊社の外国人採用の試みについて取材していただいた記事が掲載されていますので、ぜひリンクからPDFをダウンロードの上、御覧ください。

◎ミライへ向けた新しい組織体制にチャレンジする経営者インタビュー
ビジョナリー経営2021 Moving Japan [PDFファイル/8.25MB]
弊社掲載箇所:47ページ

https://tebiki-jp.com/co/cases/

■鎖国解除の目処が見えた

2022年2月17日に岸田首相から、新規入国制限を3月から緩和すると表明がありました。
そして、長らく停止していた入国者健康確認システム(ERFS)のログインID申請が翌週の2月25日0時に再開されました。この知らせの翌日に、無事証明書を取得することができ、査証申請再開時に必要な書類をすべて準備できました。

すべて全研本社様から最新情報をご共有いただいていたので非常にスムーズに手続きができました。感謝致します。

コロナ禍以前でしたら、査証が発行されてから航空チケットを取得するような流れも可能だったかと思います。ですが今回は1日あたりのの入国者数に制限があるため、査証審査段階で航空チケットを入手しておく必要があり、急いで航空チケットを手配しました。

仮に査証審査で問題があったりしたら、キャンセルしなければならず非常に不安(でした)

■社宅探し

新規入国制限が緩和され入国の目処が立つと、やるべきことがもう一つあります。それは身ひとつで海外からやってくる新入社員のための借上げ社宅の準備です。

弊社のような小さい組織で家賃補助制度は正直厳しく、すべての社員が補助制度を受けられる訳ではありません。ですが、わざわざインドから日本に越してくるメンバーのためなのだからということで、この社宅制度には日本人メンバーから理解も得られており、制度化に至っています。

社宅探しは2月中旬から2月末にかけて15軒ほど候補を出し、5軒ほど内覧をしました。

最終的には、墨田区の本社近辺でスカイツリーがしっかり眺望できる高層階物件に巡り合えました。私の家からはベランダからスカイツリーの頭がチラリと見えるだけなので羨ましいです。

3月に同条件で探してみましたが、検索にヒットする物件は激減していました。やっぱり賃貸物件は水物で、タイミングが重要ですね。

■組織運営を整える

新メンバー受け入れに際して、「組織運営を整える」動きを昨年夏から始めていました。人事&総務のプロ人材、顧問税理士、労務士にサポートしてもらいながら、クリエーターの野武士集団から、会社としてあるべき姿に変革していこうという活動をすること数ヶ月。最近ようやく整ってきたのではないかと感じています。

《開発部だけの小さい会社だから制度や規則がなくて当たり前》という状態から脱し、《言語化されていないことを言語化し、できることからルールを整えていく》ことがこの活動のコンセプトでした。
この活動によって実現されたもののひとつに、新メンバー向けのオンボーディングプログラムがあります。21年に入社したオオタが、本人は何もないところからスタートしたのに、後続の人のために精力的に動いてくれていて、企画と取りまとめを担当してくれました。

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21年に日本人とインド人の新入社員を迎えて今春でもうすぐ1年になるのですが、昨年と比較して組織は変化してきており、理想の組織に少しづつ近づけてきてる手応えを感じています。

そして組織が変化、盤石化することで、本業であるプロダクト開発の質もあがりつつあります。そのあたりはまた別途話をしていければと思います。

■最後に

この記事が公開されている頃には入国できる段取りになっていて、創業時には想像もしていなかった外国人採用が実現します。

世の中の変化の流れに素直に反応したら、自然と組織も変化していたという感覚があります。2022年も相変わらず色々な変化が世界中で起きており、確実な答えは存在していません。「変化は起き続けるものだ」というスタンスで、僕らはこれからも愚直にオモロイもんを創り続けていきたいと思います。

「小さな会社が外国人採用に挑戦した」シリーズは次回が最終回。
インド人新入社員との入社後インタビューを公開予定です。ぜひお楽しみに。

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