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【志望者必読!】シルクドソレイユ英単語帳

こんにちは!
ここ最近、「シルクドソレイユに入りたい!」という声をいろんなところで耳にしますが…
皆さん、英語の勉強していますか…?

仕事はもちろん、海外での生活には英語が必須。
家を借りたり、銀行口座を作ったり、車を買ったり…
どれだけ避けようとしても、英語を話さなければいけない場面は必ずきます。

とはいえど、いきなり私生活で使うような英語を習得するのは難しいので…
シルクドソレイユ社内で使われる英語から覚えて、まずは仕事でのコミュニケーションを円滑に行えるようにしましょう!
ということで今日は120ほどの英単語をご紹介していきます!👍

1、挨拶

まずはコミュニケーションの基本、挨拶から!

Hello, Hi(ハロー、ハイ)|こんにちは
挨拶は基本的にこれでOK!
学校で習うように「Good afternoon」 などを時間に合わせて使わなければいけないということはありませんので、これが言えれば大丈夫です!
※朝は Good morning と言えたほうがいいかもしれません。

How are you?(ハウアーユー?)
    How's going?
(ハウズゴーイン?)
    What's up!!
(ワッツアップ!)
全て意味は一緒!
「調子はどう?」です!
上から順にカジュアルさが増していくので、基本はHow are you?だけを覚えておければOKです!
ちなみに、丁寧な人は「How are you doing today?」 と聞いてくれることもあります。この場合も意味は全く同じです。

「調子はどう?」と聞かれたときの返答ですが…
学校では「I'm fine. thank you, and you?」と返すのを習いますよね。
もちろんすごく丁寧でいいのですが、これだと長すぎます…
返しは「Good, and you?」や「Good, how are you?」、「Good, good!!」と言った感じでOKです👍
海外に来てリアルな英語に触れてみると、「How are you?」は決して調子を聞きたいわけではないんだなということがわかります。
これはあくまで挨拶の一環であり、この言葉を発する真意には「調子を聞きたい」という心はほとんどありません笑(実際はどうかわかりませんが。)

つまり、
「Hello!! How are you?」(こんにちは)
「Good!! and you?」(こんにちは)
ということです。
あんまり重々しく考えず、「こんにちは」の延長上にあるものだと思っておきましょう。

2、場所

Theater(シアター)|劇場
Stage(ステージ)|舞台
Backstage(バックステージ)|舞台裏
Training room(トレーニングルーム)|トレーニング室
Pmed / Physio(ピーメド/フィジオ)|医務室
Dressing room(ドレッシングルーム)|楽屋
Wardrobe(ワードローブ)|衣装室
Office(オフィス)|事務室
Bathroom(バスルーム)|トイレ
Up / down stairs(アップ/ダウン ステアーズ)|上の階/下の階

劇場の中の施設の主な呼び方はこんな感じです!
アメリカでは、トイレのことは「bathroom」というので注意!
トイレとは呼びません!
※ちなみにいうと、「おトイレを“お借り”してもいいですか?」も言いません。シンプルに「Can I use bathroom?」と聞きましょう。

3、舞台上

Stage left / right(ステージレフト/ライト)|上手/下手
Down / up stage(ダウン/アップ ステージ)|ツラ/奥
Stage center(ステージセンター)|中心
Entrance / Exit(エントランス/エグジット)|入り口/出口
Ramp(ランプ)|スロープ
House left / right(ハウスレフト/ライト)|客席(劇場全体)左側/右側
Aisle(アイル)|通路
Seat(シート)|客席

舞台上の呼び方はこんな感じです!
上の図を見ながら英単語を読んでもらえるとわかりやすいかと思います!
シルクのステージは出入り口が全てスロープになっているのですが、渡米したばかりの僕はその「ramp(ランプ)」という意味を勘違いしており、みんなが何の話をしているのかが全く理解できませんでした笑(お察しの通り、「lamp(ランプ)|明かり」のことだと思っていたからです。)

ちなみに、舞台の奥側は段差があって高くて、前側(客席側)は平坦で低いので、「Up stage / Down stage」って呼ぶみたいですよ〜。

4、練習・本番

Training(トレーニング)、Rehearsal(リハーサル)|練習 *1
S&C(エスアンドシー)、work out(ワークアウト)、exercise(エクササイズ)|筋力トレーニング
Act(アクト)|演目
Cue(キュー)|合図、脇役 *1
Show(ショー)|ショー
Pre show(プリショー)|ショーに行われる前座
Validation(バリデーション)|確認、調整 *3
Run through(ランスルー)、Full act(フルアクト)|通し *4
Scene by scene(シーンバイシーン)|演目ごとに止める通し
Set up(セットアップ)|舞台装置設営
Light(ライト)|照明
bow(バウ)|おじぎ *5
music(ミュージック)|楽曲
Costume(コスチューム)|衣装
Make up(メイクアップ)|化粧
Fitting(フィッティング)|衣装合わせ

この分野はかなり実用的ですね。
まず、こちらでいうところのトレーニング(Training)は、日本語での練習を指しています。日本語でいうところのトレーニングは、S&CやWork out、exerciseといった単語になるため、注意が必要です。

*1
日本語でも「キューを出す」といった感じで使われる「キュー(cue)」ですが、シルクではその意味にプラスして、脇役や舞台装置設営係のことを指します。
ショーの中では、自分の演目以外の場面で脇役として舞台に立ったり、ほかの演目に必要な装置の設営を行います。そのことをキュー、もしくはパサージュ(Passage)と呼びます。

*2
「練習」には2つ英単語が存在しますが、Rehearsalは「ショーを作るための練習」といった意味で使われることが多いです。音楽や照明、舞台装置、ほかに出演するアーティストなど、全ての要素を入れて行う練習のことをリハーサルといい、ただの演目練習はTrainingと言われます。

*3
本来であれば「検証」と訳されるValidationという単語ですが、シルクの中ではいろんなものの確認作業のことを指します。(意味的にはほぼ同じですね。)
例えば、「Light Validation(照明確認)」「Costume Validation(衣装確認)」といった感じですね。アーティストになったからといっていきなり舞台に立てるわけではなく、いろんな確認作業をこなして安全の確認が必要なのです。

*4
こちらも2つの英単語が存在する「通し」。
どちらの場合でも使われますが、Run throughは「ショー全体の通し」という意味で使われることの方が多いです。逆に、Full Actはそのまま「演目の通し」という意味ですね。
新体操でよく使われる「流し」については、「Walk through」と言われることが多いです。

*5
ここでいうおじぎは、演目の終わりやショーの終わりにお客さんに対して行うおじぎのことを言います。
「おじぎをすること」という意味ではなく、演目ごとに前に出てきてお客さんに挨拶をする流れ全体を指していますので、総じて「Finale(フィナーレ)」と言われることもあります。

5、役職

Artist(アーティスト)|演者
Musician(ミュージシャン)|音楽家、演奏家
Stage Manager(ステージマネージャー)|進行管理者
Technician(テクニシャン)|舞台装置等管理者
Wardrobe(ワードローブ)|衣装等管理者
Coach(コーチ)|演目管理者
Physician(フィジシャン)|治療家

大まかにいうとこんな感じです!
もっといろんな役職がありますが、これだけ覚えておけばとりあえず大丈夫でしょう!
それぞれの仕事を詳しく説明すると…

・Artist
僕の役職です!
舞台に立ってショーに参加する人は皆この役職名になります!

・Musician
シルクの一つの醍醐味が生演奏。
その演奏をしているのがMusicianです!
新体操や一輪車は話が別ですが、ジャグリングを初めとするサーカスの演目は曲に合わせて技をするわけではないので、アーティストの動きに合わせて曲を演奏する技術は本当にすごいです。

・Stage Manager
主に、舞台の進行を管理します。
いろんなタイミングに対してキューを出したり、舞台上に危険があれば止めたり、欠席者が出たときの人の割り振りを決めたり、社員全員のスケジュールを組んだり…
この役職、とっても大変そうです。

・Technician
舞台に関わるありとあらゆる機械の管理をします!
ショー中の装置設営の補助や、壊れた設備の修理、アクトで使用する器具のペイントなど、男らしくてとってもカッコいい役職です。

・Wardrobe
こちらは、衣装、メイクを主に管理します!
衣装のサイズ合わせや破れた箇所の修理はもちろん、日々の洗濯、カツラの調整、メイク道具の管理、舞台に出る前の衣装準備補助など、「この人たちがいなければアーティストの見た目はあんなに綺麗にならない」といっても過言でないほどの重要な役職です。

・Coach
演目の品質管理をはじめとする、アーティストの補助を行います!
アーティストへの技術指導はもちろん、心のケアも行わなければならず、アーティストの一番近い存在と言えるでしょう。
アーティストが引退した後の道として活躍できる場でもあります。

・Physician
アーティストはもちろん、その他の役職の人たちの体を管理します。
「保健室の先生」といってしまうとやや語弊がありますが、感覚的には
そんな感じです。
ここ1、2年はコロナのことがあって濃厚接触者の管理が大変そうです…

6、契約、移民系

Contract(コントラクト)|契約
Show fee(ショーフィー)/ Training fee(トレーニングフィー)|給与 *1
Immigration(イミグレーション)|移民 *2
Visa(ビザ)|査証、滞在許可証
Work permit(ワークパーミット)|労働許可証
Apply(アプライ)/ Application(アプリケーション)|申請/申請書
Document(ドキュメント)/ File(ファイル)|書類 *3
Insurance(インシュランス)|保険

これらは、シルクドソレイユと契約を結ぶ時、つまり一番最初に使う英単語です。
日本では「アプリケーション」というとスマホのアプリのことを指しますが、英語でいうアプリケーションは「申請書」を意味します。ビザはもちろん、銀行口座開設、アパート契約など、いたるところで使われる単語なので必ず覚えておきましょう。

*1
シルクのお給料は、一般的なサラリーマンの月給制とは違い、「ショー1本あたりの出演料」という出来高|《できだか》制になっています。
お給料は2週間に1回振り込まれる点も日本とは大きく違いますし、ショーがなければその期間のお給料が出ないというのも特徴です。
ショーに出演できるようになるまでは、「1週間あたりいくら」というトレーニングフィーが支払われますので、契約の際にはそこの額面をよく確認しましょう。

*2
アメリカに行くにも、どの国に行くにも、その地に3ヶ月以上滞在しお金を稼ぐためにはビザと労働許可証が必要です。
そういった手続きはシルクのイミグレーション部の人が主にやってくれますが、それなりにお金も時間もかかることなので、覚悟しておきましょう笑

*3
一般的に、契約書やイミグレーションなどに関する書類は「ドキュメント」と呼ばれますが、メールでやり取りをしていると「ファイル」や「アタッチメント」という違う単語で表現されることがあります。
どの単語が使われているにせよ、メールに添付されている書類のことを指しているので、しっかりと確認しましょう。

7、男子新体操

Tumbling(タンブリング)|タンブリング
Tuck(タック)/ Pike(パイク)/ Lay out(レイアウト)|抱え込み、屈伸、伸身
Back flip(バックフリップ)|バク転
Round off(ラウンドオフ)|ロンダート
Cartwheel(カートウィール)|側転
Roll(ロール)/ Dive roll(ダイブロール)/ Front roll(フロントロール)|転、飛び込み前転、前転
Handstand(ハンドスタンド)|倒立
Full(フル)|1回ひねり
Double(ダブル)|2回宙返り
Stomach drop(ストマックドロップ)|伏臥
Blanco(ブランコ)|ブランコ(組)
Banquine(バンキン)|トス(組)
4 Cross(フォークロス)|4段交差
Tumbling path(タンブリングパス)|タンブリングシリーズ
Jump(ジャンプ)/ Landing(ランディング)|蹴り/着地
Stick(スティック)|着ピタ
Warming up(ウォーミングアップ)|準備運動
Split(スプリット)|開脚
Air mat(エアーマット)/ Air track(エアートラック)|エアーマット *1
Pressure(プレッシャー)|空気圧
Straight(ストレイト)/ Bend(ベンド)|伸ばす/曲げる
Spread(スプレッド)|広がる
Make a line(メイク・ア・ライン)|列を作る
Off the line(オフ・ザ・ライン)|列から外れている
Strong(ストロング)/ Gentle (ジェントル)|強い/優しい
Exaggerate(イグザジュレート)|強調する、大げさにする
Even(イーブン)|平行、均等 *2
Position(ポジション)|隊形、体のパーツの位置 *3
Switch(スウィッチ)|入れ替わる

これらの単語はとっても実用的で、普段からよく出て来るので覚えておきましょう!

*1
日本では、空気を入れてタンブリングを行うマットのことを総じて「エアーマット」と呼びますが、こちらでは物によって呼び方が異なります。
僕たちがショーの中で使っている四角いマットは「エアーマット」、ウォーミングアップで使っている1本の細長いマットは「エアートラック」と呼びます。ということは、日本の皆さんが使用しているマットのほとんどはエアートラックですね。

*2
Evenという単語は本当に意味が多いので覚えるのが大変ですが、新体操を
している時に使われるEvenは、列の“平行”や、人と人の感覚が“均等”という意味で使われます。
「肩幅に足を開く」というフレーズでも使われることがあります。

*3
日本でも馴染みのある「ポジション」という単語ですが、新体操では主に隊形のことを指します。
また、手の“位置”や、座ったときの“姿勢” という意味でも使われるので、覚えておきましょう。

8、怪我、体のパーツ

Pain(ペイン)|痛み
Strain(ストレイン)|痛める
Get Injured(ゲット・インジャード)|怪我をする
Get Surgery(ゲット・サージュリー)|手術をする
Hospital(ホスピタル)|病院
Doctor(ドクター)|医者
Get rest(ゲット・レスト)|休む
Out(アウト)|ショーを外れる
Head(ヘッド)|頭
Neck(ネック)|首
Shoulder(ショルダー)|肩
Elbow(エルボー)|肘
Wrist(リスト)|手首
Finger(フィンガー)|指
Chest(チェスト)|胸
Stomach(ストマック)|腹 *1
Back(バック)|背中 *2
Butt(バット)|お尻 *3
Thigh(タイ)|太もも
Knee(ニー)|膝
Calf(カーフ)|ふくらはぎ
Ankle(アンクル)|足首
Foot(フット)|足
Achilles tendon(アキレステンダン)|アキレス腱

日々ショーをして入れば必ず体に痛みが出てきます。
痛みが酷くなる前に策を打たなければいけないので、自分の症状や違和感をPmedにしっかりと伝えられる能力が必要です。
もしものために覚えておきましょう!

*1 
「お腹」に関する単語はいくつかあります。
胃を表すストマック、下腹部を表すベリー(Belly)、子どもによくつかうタミー(Tummy)。
3個目はあまり使われませんが、いろんな言い方がされるので、できれば複数覚えておきましょう。

*2
翻訳機で「腰」と検索すると、waist(ウエスト)と出てきますが、これはあまり使いません。
背中の上の方(肩甲骨あたり)は「Upper back(アッパーバック)」、腰は「Lower back(ロウワーバック)」といい、全て背中のくくりで呼ばれます。

*3
お尻もいろんな言い方があります。
フォーマルな言い方は「Buttocks」らしいですが、そのほかにも「Ass」や「Butty」など、呼び方は様々です。
あまり綺麗じゃない意味の呼び方もあるので、フォーマルなものをなるべく使いましょう。

まとめ

多いなあ、と思った人もいるかと思いますが、日常会話に必要な英単語の数を思えばどうってことないです🙇

僕は海外に来て3年経ちますが、人の話を聞いて適切な回答ができるレベルにやっとなってきました。電話も少しずつ出れるようになってきました。
3年経ってやっとです。
シルクに来てから英語を覚えるのではなく、前々からやっておけばもっと海外生活を楽しめるはずなので、夢に向かって少しずつ準備していきましょう!✨

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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ではまた次回!



井藤 亘(いとう わたる)🇺🇸
フロリダ ディズニーワールド常設ショー
Cirque du Soleil 「Drawn to Life」
男子新体操アーティスト🤸‍♀️

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KYOMEIプロジェクト

名古屋市立原中学校ー埼玉栄高校ー青森大学ーシルクドゥソレイユ

3歳から男子新体操を始め、中学校3年生時の全日本ジュニア出場をきっかけに、埼玉栄高校へ進学する。
骨折などの大きな怪我を克服しながら3年時にインターハイで団体優勝し、名門・青森大学へ進学。
大学では、全日本選手権・全日本学生選手権ともに4連覇を果たし、4年時には主将も務めた。
卒業後は、幼児・小学生を対象にスポーツ指導をしていたが、パフォーマーとしてイベント出演したことをきっかけにシルクドゥソレイユのオーディションを受け合格し、渡米。
現在はパフォーマー業を行いつつ、男子新体操の普及を目標に様々な活動に取り組んでいる。 
【実績】
 ・インターハイ団体優勝 
 ・全日本学生新体操選手権大会団体4連覇 
・全日本新体操選手権大会団体4連覇
【出演】
・東京テレビ「年忘れにっぽんの歌」鳥羽一郎コラボ 
・TBS「音楽の日」三浦大知コラボ 
・BS11 ドキュメンタリー「ザ・チーム 勝利への方程式」
・Avex主催「STAR ISLAND」サウジアラビア公演 
・大阪ガス主催「10歳若がえりセミナー」講師
【資格】 
・中学、高等学校第一種教員免許状 
・ビジネスアスリート2級
・日本スポーツ協会公認スポーツリーダー

20年以上続けてきた「男子新体操」というスポーツをより多くの人に知ってもらうため、日々活動をしています!! 頂いたサポートは、今後の活動費、またはその勉強のために使わせていただきます!🙇‍♂️✨ また、サポートとともに記事のリクエストも募集しております。