1周年企画(17)「新体操の衣装について」

2020年11月26日 08:04

おはようございます！

本日は新体操の衣装について！
リクエストでは「衣装に関するルールや好きな衣装を教えてください」とのことでしたので、その要望に沿って話を進めていきたいと思っています！

衣装についての規定

男子新体操のルールについて軽くまとめていきます！

・見えていいところ
衣装は、選手の体にフィットするもので、頭・顔・首・手・腕以外は肌が見える状態にしてはいけない。
なので、ダボダボなものや半ズボンはダメということですね。

・襟
襟は開けてもいいが、密着するものでないといけない。
襟首を開ける（Vネックなど）のはいいが、カットは左右の首筋に入れること、開ける深さは両脇を結んだラインより上でないといけない。

↑カットは左右の首筋

↑深さは両脇を結んだラインまで

・スパンコール
スパンコール（キラキラする石も含めて）はつけても良いが、固定されていなければいけない。

・ズボン
ストレートタイプの場合は、裾を土踏まずに引っ掛けてスッキリまとめる。
裾が広がっているものは、膝までは密着していること。広がっても脚の幅より広くならないこと。

・色
衣装の色も靴下の色も自由。
しかし、団体競技の場合は全員が同型、同色の衣装を身につける。

・所属マーク
上半身の前面、または上胸部で審判が確認できるところに所属マークをつけること。
このマークについてはご存知ない方が多いと思います。
形によって大きさが決められていますが、4センチ〜5センチの円・四角形・三角形で作られたもので、全員衣装につけています。

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衣装の規定については大体こんな感じです！
ここ最近の衣装はすごく華やかで、カッコいいものが増えてきましたね。
僕が小さい頃は色の地味な【タンクトップ＆土踏まずに引っ掛けたズボン】で、選手たちの衣装を見てもお世辞にもカッコいいとは言えませんでした…（初めて着たときは正直恥ずかしかった…）
※演技はもちろんかっこいいです。

僕が中学生になった頃に、徐々に裾広がりのズボンが流行り出してきて、一時期はみーんなそれをはいていました。
実は、それ以前まではルールとして裾広がりのズボンは認められていなかったのです。

袖についても、タンクトップ型ではなくノースリーブ型が主流になったり、長袖を取り入れるチームも増えてきました。
今ではタンクトップ型をきている選手はなかなか見かけませんね。

あとは、シースルーを取り入れる選手も多くなりましたね。
先ほども説明しましたが、衣装は頭・顔・首・手・腕以外の肌の露出はルール違反となりますが、肌色の生地ならば問題ありません。
なので、襟の部分に肌色の生地を入れて大きく胸元が空いているように見せたり、腕の一部を肌色にして左右非対称にしたりという工夫も見られるようになってきました。

いやーオシャレ。

好きな衣装

僕がこれまで着てきた衣装でお気に入りのものはこちらです！

・着やすさ部門

2016年青森大学
こちらの衣装の特徴は何と言っても軽い、柔らかい、動きやすい。
袖は一応ノースリーブなのですが、肩関節にそれがかぶっていないので腕が上げやすいのです！
タンクトップ寄りのノースリーブという感じです。
本当にわずか数センチの違いなのですが、肩にかかっているか、かかっていないかで演技のキツさが全然違う…。
あとは首元も襟がないのでとってもスッキリしていて呼吸が苦しくないです！

デザイン的にもシンプルでとてもフロア映えする衣装だなと思っています。
上半身から右脚にかけて模様が連なっているので、この年の連続バク転はすごく足が綺麗に見えます。（衣装的な意味で）

ちなみにこの衣装の名前は「ムラサキ」です。
そのままやないかい。

・デザイン部門

2018青森大学
はい、自分の代の衣装がすごく好きです笑
色は生で見るのと写真で見るのでは全然違うんです。
写真だと青色が強く写るのですが、本当は緑色がかなり強目です。
上から下まで続く流線形模様のおかげでスタイルがすごくしまって見えます。
決して筋肉がゴツゴツとした強い感じはないけれど、流れるようなスラッとした雰囲気を持っているので、演技にもよく馴染んでいました。

こちらも先ほどの「ムラサキ」と同じく、襟なしVネックのノースリーブです。
若干袖は長めなので少しだけ肩の動きには引っかかりますが、そこまで気になりません。

ちなみにこちらの衣装の名前は「ワカメ」
衣装に失礼。笑

・おまけ

こちら、僕が中学校3年生の時に全日本ジュニアに出場した際の衣装です。
なんと全て母の手作り。
（下の黒い衣装は、もともとタンクトップものに袖をくっつけて長袖にしてくれました）
すごいでしょ。って自慢したくなります、これは。
この衣装に申し訳ないくらい全日本ジュニアはボロボロでしたが…。
一つ一つのスパンコールやモチーフは全て手縫いなので、本当に大変だったと思います…。
ありがとうございました、お母さん。

ちなみにその時の写真はこんな感じ↓