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現役選手ができる一番簡単な普及のお手伝い

こんにちは!
こちらは3月25日17時です!

本日の話題

久しぶりに新体操の普及について書かせていただきます。

ここ最近、YouTubeチャンネルを作って動画を公開したり、公式のSNSアカウントを作って情報発信をする学校が徐々に増えてきています。
それが行われる前から、ファンの方によって、演技や選手のインタビュー動画の公開なども積極的に行われてきました。

多くのチームがこのようにできたら、より多くの人にたくさんの素晴らしい演技が届けられるでしょう。
しかしながら、多くの人に新体操を知ってもらいたい、普及のお手伝いができるのであればしたいと思っていても、自分で動画を編集したり、SNSに自ら露出するのはちょっと…と思っている現役選手は必ずいるはず。

そんな人でも多くの人に男子新体操を届けることができる一番簡単な方法があります。

それは、

・自分のSNSの印象を考えること
・正しい情報の拡散に協力すること

この2つです。

自分の印象はどうあるべきか

SNSにおいて考えなければいけないのは、「自分の印象はどうあるべきか」ということです。

1ヶ月ほど前ですが、この本を読んで気づかされたことがありました。

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『「好き」の設計図』 関野吉記

この本は、会社のブランディング、つまり、会社のイメージ作りをする時には何が大事になるのかということについての本です。
この中で出てきた「アウターブランディング」「インナーブランディング」という言葉が今回の話の重要ワードになります。

この2つのワードを簡単に言い換えると、”言ってることとやってることが一緒か”ということです。

実際の例でわかりやすく

皆さんご存知の「東京ディズニーランド」。
どういう印象をお持ちですか?

恐らく、「夢の国」というワードが多くの人から出てくるでしょう。
実際にパーク内に入ると、キャストさんは笑顔で素晴らしい対応。
現実を見せる隙を作らない素晴らしい工夫が数えきれないほど施されており、多くの人がそれに魅了されます。

ディズニーランドは言っていることとやっていることが一緒ですね。
「夢の国ですよー」とお客さんに宣伝し、実際に行ってお客さんが確かめると本当に夢の国ですから。

では、例を変えて。
世界的ハンバーガーチェーンの「マクドナルド」の売り文句はなんでしょうか?

「スマイル0円」ですね。(日本のチェーンだけかも知れません)
でも、実際のところお店に行くとどうでしょう。
もちろん笑顔が素晴らしい定員さんはいっぱいいますが、たまに無愛想な店員さんにも遭遇することがありますね。

この瞬間に、お客さんは”言ってることとやってること違うじゃん”と思うわけです。
先ほどの本では、これがブランドイメージ構築の失敗要因の一つと言っています。
会社の見え方としてお客さんにいいイメージを宣伝した(アウターブランディング)のであれば、会社の中身である社員の行動もそうさせないといけない(インナーブランディング)わけです。

新体操に置き換えると

では、新体操の”言っていること”ってなんだろう。
これは、単純に男子新体操を見た人が感じるイメージ(男子新体操の魅力)を考えれば大丈夫です。

・美しい
・柔らかい
・アクロバティック
・力強い
・ぴったり揃っている

などなど、いろんなことが浮かびますね。
では、これを感じた人が選手に対して期待するイメージとは…?

・礼儀正しい
・人のことを思える
・親切
・やるべきことをきっちりやれる

などなど…。
いいイメージが浮かんでくるのではないでしょうか。
ちょっと大げさに例えたかもしれませんが、新体操の演技を見た人が、選手に対してマイナスなイメージを抱くことはあまりないでしょう。

つまり?

SNSにおいて「自分の印象を考える」ということは、新体操選手としてそのイメージにあった自分かどうかを考えるということです。

具体的には、夜中遅くに外出している様子や、お酒やその他諸々、人にマイナスと思われることの投稿は避けるということですね。
こんなことを言われると、少しやかましく感じるかもしれません。
僕だって学生の時はそういう投稿をした時だってもちろんありました。

でも、これに気づいてからは考えがガラリと変わりました。
もし仮に、たまたまYouTubeで新体操を見て興味をもち、SNSで選手を探したとしましょう。そこに、その人がマイナスに感じるような投稿があったら?
競技を好きになってもらえないかもしれませんね。

そう、自分のSNSをクリーンに保つことと、正しい正確な情報をRTボタンをポチッと押すだけで拡散に協力すること。
その積み重ねがあなたのアカウントに残り、あなたのいい印象、そして最終的には男子新体操のいい印象・いい情報提供に繋がるのです。
それが仮に”難しい競技”という印象を与え、競技人口の増加に繋がらなかったとしても、確実に”品位が高く、見る人を感動させる競技”として多くの観客を集めるでしょう。

例えるなら、フィギュアスケートのように。
競技人口では野球やサッカー、バスケなどの人気競技に劣りながらも、TV中継などの「観戦」という部分においては、国内でどの競技にも劣らない人気を誇っています。

しかも、仮に自分の友人との出来事などをシェアしたいと思ったとしても、SNSには鍵付きアカウントという機能もありますので、そちらでもシェアできるでしょう。
フォロワーの管理さえしっかりできれば、自分の載せたいことをイメージを気にせず載せることができる環境づくりだってできます。

まとめ

選手の皆さん、まずはここから取り組んでみませんか?
無理に何か投稿しなきゃと思うのではなく、まずは人の情報を拡散するところから。そして、自分のアカウントを見直すところから。

決して、選手のSNSが不適切だからこれを書いているわけではありません😱
SNSは簡単に印象判断がされてしまう場所だからこそ、こういうことまで考えないと…と言いたいだけです。

今日もよろしければシェアをよろしくお願いいたします!
RTがくると嬉しいな…。
特にコメント付きで…。🤣

ではまた次回!

井藤 亘(いとう わたる)
・シルクドゥソレイユアーティスト(Cirque du Soleil)
Twitter:@wataru_cirque
Instagram:@wataru_cirque


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