手の形にもこだわりがいっぱい🖐
こんにちは!
こちらは3月23日17時です!
本日の英語
今日は”落ち着く”です。
「settle down」(セトル ダウン)
気持ちの面で落ち着く時も、人生において落ち着く時も使えるので、日本での使い方とあまり変わらなさそうです。
先日、友人に「君は結婚して落ち着くような歳じゃないから、奥さんがいるようには全く見えない」と言われました笑
その時に覚えた単語です…笑
本日の話題
皆さん、男子新体操選手が作る様々な手の形、何種類あるか知っていますか?
今日は、新体操を始めたら必ずここから教わるであろう、基本の手の形3種類とその注意点を解説していきたいと思います!
上挙の手
一番大事な基本の手です!
4本の指をピシッと伸ばして揃え、親指をしまう。
より細く、より真っ直ぐ、より平らを目指しましょう。
実はこの上挙の手の形、学校によって違いがあるんです。
・手を外側に絞るタイプ
絞れば絞るほど、鋭く尖っているように見えますし、何よりこの手の形のメリットは、腕自体をまっすぐ伸ばしやすくなるということです。
気になる方は、実際に手を真っ直ぐに挙げてやって見てください。
上挙姿勢の基本である”耳と腕の隙間をなくす”ということがとてもやりやすいと思います。
つまり、尖って見えるのは手のシルエットだけでなく、上挙をした時の体全体もということになります。
僕は埼玉栄高校時代はこのやり方でした。
・親指を手の平に添えるタイプ
これは僕の聞いた話では、とある1校だけの特徴なのですが、それを当てられたらあなたは立派な新体操マニアです笑
横から見た時に、親指のシルエットで手の平が凸凹して見えるのを防げますね。
・横から見た時の注意点
横から見た時に、腕・手の甲・指のラインを全て真っ直ぐにします。
ピンっとしようとすると、手の平は反ってしまうので、少し力を抜いて”手の甲を丸める”くらいの感覚でやるとちょうどいいと思います。
↓反ってしまっているNG例
・後ろから見た時の注意点
後ろから見た時に、腕の中心と中指のラインが真っ直ぐになるようにします。
”気をつけ”をする時にズボンの縫い目に中指を合わせると教わったことはありませんか?
それは、手先まで真っ直ぐにするための方法というわけですね。
↓よくありがちなNG例
ガチガチに力が入っているとこうなりやすいです。
・手を横に伸ばしても一緒
手の甲はまっすぐにです。
↓これもよくありがちな側挙(そっきょ)姿勢の手のNG例
・グー
親指の内側に4本の指を丸めておさめます。
ジャンケンの時のグーではなく、手の平の中に空間を作ったグーです。
この空間については、よく”卵を握るように”と教わります。
・横から見た時の注意点
こちらも一緒です。
手の甲は真っ直ぐに。
↓ありがちなNG例
上挙の手と同じく、グーも反りがちなので注意。
・後ろから見た時の注意点
こちらも、中指を真ん中に。
・パー
大きく大きく手を開きます。
これはそのままジャンケンのパーです。
僕が今まで見てきた初心者の人たちは、このパーが意外と苦労するようで…。
パーは誰でもできる形なのですが、こんなに力を入れて張りのあるパーを作るのは相当の意識が必要なようです。
最近はスマホやゲームの普及で、子供達の手の開きが小さくなってきているなんてニュースを見たことがあります。
みんな、外で遊んで手をいっぱい使わなきゃダメだよ!笑
・横から見た時の注意点
先ほど、”張りのある”という言葉を使いましたが、貼りすぎると逆に手の平が見える面積が小さくなってしまいますので、張りすぎにも注意です。
結局のところは、手の甲は真っ直ぐにというわけですね。
・後ろから見た時の注意点
こちらも、中指は腕の真ん中に。
まとめ
他にも、もっとかっこいいお洒落な手の形はいっぱいありますが、基本はこの3つです。
その動きや、曲に合わせて手の形を変えたりするので、総称して「手の表情」なんて呼ばれたりもします。
ポイントは全て一緒でしたね!
手の甲は真っ直ぐに。中指を真ん中に。力は入れすぎない。
全ては、正面から見た時に一番美しい手の形を作るためです。
体全体の動きと同じように、手の形も大きく・鋭く・柔らかく・美しく…
様々な表現ができるように心がけましょう!
よろしければ、今日もシェアをよろしくお願いします!
ではまた次回!
井藤 亘(いとう わたる)
・シルクドゥソレイユアーティスト(Cirque du Soleil)
Twitter:@wataru_cirque
Instagram:@wataru_cirque
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