信念を持って人を育てる
こんにちは!
最近おもしろいYouTubeチャンネルに出会いまして、夜に一人時間がある時はぼーっと見てます。
それがこちらです↓
ビジネスや投資、教育などさまざまな企画を作って映像を公開しているチャンネルでして…
エンジェル投資家などのディベートを聞いているのもなかなかに面白いのですが、やっぱり僕が一番興味があるのは教育。
こないだ出会ったこの動画がなんとも面白くて。
少し前であればお金を払って講演会にでも足を運ばなければ聞けないような内容。
これが無料で見れる時代って本当にすごいですね。
タイトルにもある通り叱り方をテーマにいろんなことを高濱さんがお話しされていました。
中でも僕が面白いと思ったのは、しつけと自由の区別の話。
今日では好きなことを自由にやらせることによってスキルを伸ばす方法が主流となりつつありますが、やはりそれだけでは不十分で…
ダメなものはダメ。
ということをはっきりと伝え、何でも自由に好きなことに集中させる時間と、そうではない時間をしっかりと分けなければいけないというお話しでした。
自由に遊びながら経験をしていくことで得意分野が伸びるのはもちろんなのですが、それ以前に整えなければいけない基本的なスキルは徹底的な反復が必要です。
これはスポーツも勉強も同じで、結局はそういった反復によって得た盤石な基盤があってこそ得意分野が伸びるのであって、基盤がなければ後々どこかで行き詰まってしまいます。
基礎の反復はとってもつまらない。
誰もがすっとばしたくなる。
だからこそ親のしつけが必要で、
泣こうが文句を言おうが、強制力を持ってでもやらせるべきところなのだそうですね。
怒るポイントの明確化
それに付随して、
「親は何に対して怒るのか」
ということを明確にする必要が出てきます。
「あ、ここだけはキッチリやらないとめちゃめちゃ怒られる…‼︎」と子供達に認識してもらうため、絶対に怒るところとそうじゃないところをはっきりと子供達に提示ことが必要なのです。
僕で言えば、
・全力でやっていないこと
・自分本位な考えで行動すること
の2点を怒るポイントとして設定していまして、指導者として関わると決まったら必ず子供達に提示するよう心がけています。
この「怒る/怒らない」は、指導者の軸を示す行為だと僕は思っていて、これによって
・先生はどういう人なのか
・先生はどういう子供になって欲しいのか
という指導の根幹の部分(先生一人一人が持つ信念)を感じられる瞬間でもあると思います。
ただ、この根幹の部分を決めるのが意外と難しい。
自分は何が嫌いなのか、どんな人が好きなのか、どういうスキルが将来的に大切だと思うのか。
こういったことを先生自身が自問自答して、自分と向き合う必要があるからです。
たくさん勉強して、たくさん体を動かして、たくさんいろんな経験をして。
その中で得た大切なものを言葉にして信念として子供達に落とし込んでいく。
なんとも難しい作業です。
だからこそ、指導者は自分が学ぶことを辞めてはいけないのです。
自分が行動を止めた時点でそれは信念ではなく惰性に変わるからです。
動きがあるところにのみ気持ちあり。
学びあるところにのみ信念あり。
学びがないところに信念はなく、
信念がないところに学びは生まれません。
子供たち一人一人の大切な大切な人生の時間を共に過ごす仕事だからこそ、それを無駄にすることがないよう指導者も学び続けなくてはいけません。
井藤 亘(いとう わたる)
名古屋アクロバットスクール
20年以上続けてきた「男子新体操」というスポーツをより多くの人に知ってもらうため、日々活動をしています!! 頂いたサポートは、今後の活動費、またはその勉強のために使わせていただきます!🙇♂️✨ また、サポートとともに記事のリクエストも募集しております。