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「思いやり」と「重い槍」

泥棒と雄鶏

ある日、泥棒がある家に忍び込んだ。

盗みを働こうと金品を物色したが、見つけることができなかった。

泥棒は仕方なく、1羽だけいた雄鶏を持ち帰った。

持ち帰ったはいいものの、泥棒は鶏をどうしたものかと考えた。

結局、食肉として売るため、泥棒は鶏を殺そうと思った。

すると鶏は突然、泥棒に向かって喋り出した。

雄鶏「どうか命だけは勘弁してください。」

  「私は人間に貢献しています。」

  「なぜなら、私は毎朝同じ時に鳴いています。」

  「いつも私の鳴き声で、人間を起こしているのだから。」

それを聞いた泥棒は、雄鶏をすぐに殺してしまいました。

泥棒「それなら、なおのこと殺さなければならない。」

  「寝ている人を起こしてもらっては泥棒稼業廃業だからね。」


ある人には役に立っても、他の人には迷惑なこともある。

特に人間関係にはよくあることだ。

自分にとっては「思いやり」でも、相手にとっては「重い槍」になってしま

う。

という教訓のお話・・・・。

でも1つだけ、この話で気になる点が・・・。

私がこの話の泥棒の立場だったら・・・。

さっさと泥棒をやめて、この話せる雄鶏と面白いこと考えるなぁ・・・。


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