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北風と太陽

「北風と太陽」という話がある。

北風と太陽がどちらが強いかを証明するため、

旅人の服を脱がせるという対決で勝負をするお話。

北風はとてつもない風で、旅人の服を吹き飛ばそうとします。

しかし、旅人は服を脱ぐどころか、ますます服を着こんでしまう。

一方、太陽は旅人を暖かく照らす。

すると旅人は自ら服を脱ぎ、太陽が勝利するというお話。

このお話の本質はなんでしょう。

それは「説得は強制に勝る。」ということだ。

このお話の視点は旅人。

まさに主体性を大事にし、見守っている太陽。

・・・。ちょっと待て?

北風が強制の象徴というのはどうか??

もし旅人をヨット使って目的地に導く対決だったら???

北風は風を生む。

風向きを考えてどの向きに帆を張ると早く進むかは、旅人の主体性。

太陽は照らすだけ。

暑くて旅人の体力を奪う。旅人は太陽に雲に隠れてほしいと思う。


やはりその時々によって何かしらの力は、旅人に与えているのだろう。

旅人は自ら解決したと自信をつける。

見えないところでそっと見守り、ある時は太陽、ある時は北風。

そんな教師に、私はなりたい。


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