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FC NAKAIでの活動を振り返る

2022年1月30日。

全日本選手権関東大会で敗戦し、「負けたら終わり」を掲げるFC NAKAIは解散。

負けた直後は、ただただ頭の中が真っ白。

やってはいけないことをしてしまった

というような罪を犯したような感覚になった事は覚えています。

そこから約2ヶ月が経過し、備忘録として一年間の活動をまとめることにしました。

正直、SNSで発信するかは迷いました。

中学生の頃にサッカーノートを書き始め、今でも気になる事があれば日記を綴っていますが、自己開示が苦手な為、これまで誰にも見せたことはありません。

しかし、今回は自分が培ってきた経験を共有し、なかなか一歩を踏み出せない方や努力している方の背中を後押ししたい。という気持ちを込めて、SNSで発信することに決めました。

今回のnoteでは、FC NAKAIの活動を通して特に学び、皆さんにお伝えしたい「挑戦」「結果」「想い」という3つのテーマに沿って書いていきます。

特に、最後のテーマである「想い」は、これからnoteを読んで下さる方や1年間応援して下さった方へのメッセージにもなるので、是非最後まで読んで頂けると嬉しいです。

挑戦

強い覚悟を決めての挑戦でした。

season1の時に挑戦の素晴らしさと共に、挑戦の怖さを学びました。

その経験を経て、season1の時に道半ばで敗れた悔しさを晴らしたいという気持ちがありつつも、努力をすればするほど実らなかった時のしんどさや様々なことを犠牲にする恐怖が付き纏っていました。

そして、一番厄介だったのは「日本一」になる事がどれだけ険しい道なのかを肌で感じてしまっていたこと。

フットサルを始めた当初は、良くも悪くも身の程知らずであり、「日本一」になることの難しさを全く理解していませんでした。

井の中の蛙大海を知らずの状態です。

しかし、今回は状況が違い、フットサルの現状を理解していました。

Fリーグのチームがどれだけ強いのか。
彼らがどのような想いで向き合っているのか。
日本一になるためにはどれだけ練習をしなければいけないのか。

考えれば考える程、不安に押しつぶされそうになり、恐怖でしかありません。

そこから、挑戦したいという野心と過去の経験からくる恐怖の葛藤が始まります。何度も自問自答を繰り返し、時には周りの方にアドバイスを頂き、最終的に自分の出した結論は挑戦することでした。

特に背中を後押しされたのは

選手としてできる時期は一生のうちに限られている。後先考えずに今しかできない道に進め。

自分が信じたのなら、行動しろ。思い知れ。そして、常識に屈するな。信じ抜くんだ。たとえ一人になっても。

という二つの言葉でした。

自分がお世話になっている方や生き様を参考にしている方の言葉ということもあり、肩の荷が下りて、覚悟を決めました。

弱い自分は、覚悟を決めないと逃げる事が目に見えていたので、逃げられない環境を作りだし、退路を断つことにしました。

何かを得る為には何かを犠牲にしなければならない

今、振り返ると挑戦の決断をして本当に良かったなと思います。

4人でスタートしたチーム
最終的には14人

結果

結果が全て

この言葉に尽きると思います。

特に、FC NAKAIというチームは結果だけを追い求めるチーム。

これは、個人に置き換えても同じことが言える環境でした。

求められているのは成長ではなく、結果

他のチームであれば、「将来性」や「経験を積ませる」という意味を込めて若手が重宝されることもよくあります。チームによっては若手枠が存在し、若手だから試合に出れるというのもよくある話。

しかし、FC NAKAIは「負けたら終わり」である為、個人の成長はチームが結果を出す為の一つの手段にしか過ぎません。

その為、自分は日本代表やFリーグを経験してきた経験豊富な選手達と同じ立場で枠を争そわなければいけませんでした。

試合に勝つ為なら、必ずしも全員を出場させる必要はなく、固定メンバーで闘うことも可能なのです。

フットサルは「経験のスポーツ」と言われているように経験が大きく左右することは自分も重々承知の上でした。

では、技術や経験で勝ることができないのであれば、どこで勝負をするのか。
個の力が突出した集団の中で生き残る為には何が必要なのか。

恥じらいを捨てて、必死に喰らいつく気持ち
そして、チームの為に闘うこと

自分が出した答えはこの二つでした。

これらは技術や経験が関係なく、誰にでも兼ね備えていることであり、プライドを捨てられるか捨てられないかの問題だと個人的には思います。

凡事徹底」を常に意識し、誰にでもできることを誰よりも行いました。そして、ピッチ内外で常にチームが勝つ為に行動することを心掛けていました。

馬鹿にされてもいい。見下されてもいい。
泥水をすする覚悟で行動していました。

その結果、経験豊富な選手が揃う中で自分の事を評価して下さる方々がいました。そして、頂杯では2大会連続のVゴール、関東大会準決勝・3位決定戦では先制点を決めることができました。これらは努力が報われた瞬間であり、自信に繋がりました。

ただ、最終的にチームを勝利に導ける「絶対的な選手」にはなれず、その域に達するにはもう一皮剥けなければいけませんでした。まだまだ力不足だったなと思います。

では、なぜ自分でも実感できるような成長を遂げることができたのか。

それは、「負けたら終わり」という危機感が常にあったからだと思います。

負けたら終わり」というプレッシャーの中で過ごす日々は、今を生きるのが必死で未来を考える余裕はありませんでした。

後先考えず、今を全力で生きることが成長に繋がる

「今を全力で生きる」重要性を学びました。

想い

チームへの想いは人一倍強いものがありました。

自分は、FC NAKAIでフットサルを始め、尊敬できる選手達と出会い、今に至ります。

チームの立ち上げ、0→1を知っているメンバーということもあり、強い責任感を持って闘っていました。

中井さんがどれだけ強い想いで立ち上げたのか。
仲間がどんな覚悟を持って挑んでいるのか。

正直、自分がseason2をやろうと思ったのも想いでしかありません。

フットサルで生活をしている訳ではない。
このチームで活躍し、他のチームにステップアップしたい訳でもない。

ただただ、高い熱量でフットサルに向き合い、本気で上を目指す集団が大好きでした。

だからこそ、ゴールを決めた時は真っ先にベンチに向かい、他の選手がゴール決めた時はいち早く駆け寄りました。苦楽を共に過ごしている仲間と喜びをを分かち合う瞬間は本当に幸せでした。

第2回頂杯in浜松
第3回頂杯in三重
第4回頂杯in佐世保
第5回頂杯in浜松

そして、最後に。

1年間応援してくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

有観客で行われた会場やSNSで「頑張ってください」「応援しています」などとかけてくださる声に何度も救われ、活動する上での原動力になりました。

コロナ渦の状況もあり、一つの目標でもあった「満員の観客の中で試合をする」という事は叶いませんでしたが、フットサルを通じて沢山の方々と交流できたことは忘れられない一生の思い出です。

本当にありがとうございました!!!

FC NAKAI&DELIZIA磐田
FC NAKAI&エスタジ佐世保
第4回頂杯in佐世保
TABIO CUP

今後も備忘録や想いをnoteで発信していきます。
また、今後の去就についても別のnoteでご報告する予定なので、是非引き続き見て頂けたら嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

よろしくお願いします!!!