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【アニメ感想】名探偵コナン 第1105話「キッドVS安室 王妃の前髪(クイーンズ・バング)(前編)」

絡み合う糸解きほぐす時、縦横無尽に煌めく推理!
ティアラを狙う令和のウィザード。迎え撃つはトリプルフェイス!
たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。
その名は、名探偵コナン!

約2カ月ぶりの原作回! ちょうど本誌もキッド編で盛り上がっていたのでタイムリーなキッドVS安室編! しかも本話の終了後、「100万ドルの五稜星」の特報映像が流れ、まさにキッド尽くしでした!

登場キャラは江戸川コナン、怪盗キッド、安室透、毛利蘭、鈴木園子、榎本梓、鈴木次郎吉、中森警部、風見裕也。毛利小五郎、沖野ヨーコ、セリザベス・マクシミリアンド・イングラム女王も名前だけ登場。



■今週のゲスト声優について

ゲスト声優は、帽子の男:濱野大輝さん、隊員:佐々木拓真さん、隊員:中西正樹さん、女性:熊谷海麗さん、女性:城内由茄子さん、女性:松井暁波さん、女性:松本沙羅さん。

三代目となる鈴木次郎吉の声は、「犯人の犯沢さん」に引き続き、佐藤正治さんが担当されました。佐藤さんといえば『キン肉マン』のバッファローマン役がとても有名。また、『ドラゴンボール』の亀仙人役も故・宮内幸平さんから引き継いでいます。個人的には、『ザ・ドラえもんズ』のドラメッドⅢ世めっちゃ好きでした。ドラえもんズ、復活しないかな~。
声質的には永井一郎さんより富田耕生さんに近い雰囲気ですが、前任のお二方とは違うアプローチの好々爺で、新たな次郎吉って感じがしました。

キッドの変装、帽子の男役で、『アイドルマスターSideM』円城寺道流の濱野大輝さんもご出演!



■今週の感想

米花町のロバノフ王朝秘宝展にやってきたコナン・蘭・園子だったが、長い行列ができていた。というのも、今朝、怪盗キッドが秘宝展の目玉であるティアラ「王妃の前髪(クイーンズ・バング)」を盗むと予告状を出したのだ。列には安室と梓の姿も。梓は安室と一緒にいるところを見られ、炎上することを極度に警戒している様子。お手手繋ぐ安室とコナンくんが可愛い! コナンくん、お手手めちゃくちゃちっちゃいね~~~
列に並び暇を持て余した一行は、安室のカードマジックを見せてもらうことに。そのお手並みを見た園子は「キッドと渡り合えるかも」と持ち上げる。
そこに帽子を目深に被った謎の男が近づいてきて、安室のマジックのタネを解説する。安室に挑発的な言葉をかけた男がカードを空中にバラまくと、カードは鳩になり、男の姿は消えていた。
コナンは、男の正体が挑発しに来たキッドの変装だと見破る。キッドの挑発を受け、安室は急遽非番だった風見を呼び出すことに。ふえ~ん、推しに会える寸前で呼び出し喰らう風見、可哀そうすぎる……。

ロバノフ王朝秘宝展は、来日中のイングラム公国のセリザベス女王の移動ルートに含まれている。キッドにティアラを盗まれては、女王の移動に影響が生じると言い、風見も中森・次郎吉ら警備陣に加わることになった。セリザベス女王、まじっく快斗のクリスタル・マザーの回に出てきたキャラですよね! この回、3回もアニメ化されてるので印象深いです
安室は、小五郎に頼まれてキッドキラーであるコナンの助手として来たテイで参加。蘭・園子・梓は別室で待機することになった。

中森による変装チェック(頬つねり)を突破した安室と風見。
ティアラを守る仕掛けは、ケースを開けると天井が落下し、ケース部分にはカーボンナノチューブ製の網が被さるようになっている。
風見はこの装置の見取り図や警備体制のデータを中森から受け取り、安室と共有する。
そこに機動隊員の一人が、警視庁に新たに送られたというキッドの予告状を見せにやって来る。そこには、今夜0時、「白昼夢に現を抜かしている間に」ティアラを盗むと書いてある。警備陣を眠らせるつもりだと考えた中森は、ガスマスクを用意するよう指示。
予告状を見せに来た機動隊員は実はキッドで、誰に変装するか品定めしながらその場を立ち去った。コナンくん、機動隊員をジト目で見てるw キッドだと気づいてるのかな?w

キッドの予告時間まで1時間をきった。
コナンは天井が落下した際、壁際に配置された機動隊員が潰されちゃうと心配するが、落ちてくる天井は壁際から1m内側の部分のみ。休憩用のベンチにぶつからないよう設計してあるという。ひえーっ、それにしても目の前スレスレを天井が落ちてくるわけでしょ!? 機動隊員からしたら、普通に怖いんだが……。
安室と風見は、館内を見て周ることに。突然呼び出して突然お役御免を告げられる風見可哀そう~……。不憫キャラだ……。

予告時間5分前。コナンの前に、別室で待機しているはずの梓が顔を出す。曰くキッドの大ファンで、中森に無理を言って入らせてもらったのだそう。
いよいよ予告時間の1分前。途中参加の安室・風見・梓以外はガスマスクを装着して待機。
そして0時の鐘が鳴ると、空調から白い塗料を煙状にしたものが吹き込み、部屋に充満し始める。しばらくして空調の異物を排除し煙が消えると、なんとケースの蓋が開けられていないにも関わらず、ケースの上に「王妃の前髪は頂戴した!」とのキッドのカードが。ガスマスクしてたから、体が白くて顔だけ色が残ってるコナンたち、なんかおもろいw
しかしカードだけ残し、まだ中身に手を付けていない可能性もある。キッドが変装できないコナンが代表してケースを開けると、予告通りティアラは無くなっていた。

キッドの変装がガスマスクによって崩れやすいことを踏まえ、コナンは、ガスマスクをしていなかった安室・風見・梓の内の誰かがキッドだと推理する。



■原作からの変更点

・冒頭に列に並ぶ子供や整備するスタッフのシーンが追加された。

・梓の「怪盗キッドが!?」の声に反応して振り向く女性たちが追加された。

・風見「昨日の今日で大した策は立てられていないと思いますが…」
 中森「何言ってんだ! こっちはキッドの予告を手ぐすね引いて待ってたんだよ!」のセリフがカット。

・動画を見せる次郎吉の「予告時間の0時頃は、この通り…展示ケースの周りには誰も配置せぬが…」のセリフがカット。

・中森の「今までは仕掛けに凝り過ぎて失敗していたが…わかりやすい物理的な装置で…お縄にしようって算段だ!!」のセリフがカット。

・風見「逆にこれをどう突破すればいいのか聞きたいぐらいです!」
 安室「ああ…常人相手ならこれで十分だろうが…キッドは誰にでも成り済ます事が可能な声色と変装術の持ち主だそうじゃないか! 一筋縄ではいかんよ…」のセリフがカット。

『名探偵コナン』101巻・FILE.8「煙霧」より引用


・別室のモニターで中継を見ている蘭が、クッキーを食べている(笑)。

・中森「天井の仕掛けの調整でとんでもねぇ数の整備士が出入りしてたんだから!!」のセリフがカット。



■【今週のおすすめ】『ダブル・ダブル』エラリー・クイーン

今回ご紹介するミステリーは、「ダブルリフトからのダブルターンオーバー」から、エラリー・クイーンが1950年に発表した『ダブル・ダブル』(原題:Double, Double)。架空の町ライツヴィルを舞台に、探偵エラリー・クイーンが奮闘します。

探偵エラリー・クイーンの元に差出人不明の封筒が届く。中にはライツヴィルで起きた病死・自殺・失踪事件の新聞記事の切り抜きが入っていた。そんなエラリーを、父親の失踪事件の真相を知りたいという少女・リーマが訪ねてくる。リーマと共に彼女の父の事件を調べるため、ライツヴィルにやってきたエラリー。医者のドッド、その助手のケンと知り合いになる。しかし、童謡の歌詞に見立てた連続殺人が起きる。

……というお話。マザー・グースを題材にしたいわゆる「見立て殺人」モノで、殺人事件が立て続けに起きます。


風見「Next Conan's HINT!」
コナン「カルボナーラ!」
キッド「公安も大したことねぇーなっ!」
安室「絶対に逃がさない!」

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