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【アニメ感想】名探偵コナン 第1120話「失われたお宝ミステリー」

絡み合う糸解きほぐす時、縦横無尽に煌めく推理!
壊された高価な壺。宝の向こうに見えるのは!?
たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。

その名は、名探偵コナン!

毎年お馴染み、劇場版の前日譚。ということで脚本は大倉崇裕さん。

登場キャラは江戸川コナン、鈴木園子。メインキャラがこの二人だけってメチャクチャ珍しいですね!? 一応、毛利蘭と鈴木次郎吉も名前だけ登場。



■今週のゲスト声優について

ゲスト声優は、浮島賢造:伊藤昌一さん、橘美由紀:田野アサミさん、夏目智子:久野美咲さん、安達克之:増田俊樹さん、沢田宗武:辻井健吾さん、作業員:宮本誉之さん、作業員:石黒史剛さん。

橘美由紀役は田野アサミさん!
『スマイルプリキュア!』キュアサニー、『ゾンビランドサガ』二階堂サキ、『ラブライブ!サンシャイン!!』鹿角聖良などが代表作の人気声優さん。ハスキーボイスでボーイッシュな役柄が多い田野さん。女優としても舞台で活躍されています。

夏目智子役は、幼女キャラに定評のある久野美咲さん!
『七つの大罪』ホーク、『リコリス・リコイル』クルミ、『サマータイムレンダ』ハイネなど、実に幅広いキャラクターを演じてらっしゃいます。
今回のような大人の女性役は貴重かも!? ちなみに、ネコの声も久野さんが担当されたそうです。

安達克之役は大人気声優の増田俊樹さん。
『遊☆戯☆王ZEXAL』神代凌牙、『あんさんぶるスターズ!』朔間零、『アイドリッシュセブン』和泉一織など、ハスキーなイケボで多くのイケメンキャラを演じていらっしゃいます。声優としてブレイクされる前は、幸村精市役でテニミュに出演されたりしていました。



■今週の感想

【登場人物】
浮島賢造(うきしま けんぞう)……70歳。陶芸家。
安達克之(あだち かつゆき)……22歳。浮島の元弟子。
夏目智子(なつめ ともこ)……22歳。浮島の元弟子。
橘美由紀(たちばな みゆき)……23歳。浮島の元弟子。
沢田宗武(さわだ むねたけ)……49歳。美術コレクター。


陶芸家・浮島賢造のアトリエに向かう園子とコナン。車からコナンを守ってあげる園子。園子イケメン!
次郎吉が大量に購入した美術品の目録作りを、浮島に手伝ってもらえないか頼みに行くのだという。なるほど、斧江拓三の品を買い取ったのって次郎吉おじ様だったのね!映画では「鈴木財閥が~」とだけ言ってましたよね。
浮島邸に向かう道中、一瞬だけナンテンの木が映りましたね……。たしか映画の福城家の庭にもナンテン生えてましたね!花言葉は「福をなす」。

浮島は園子のお願いを快諾。
だがアトリエ内や窓の外にたくさんの箱が積まれていてゴタゴタしており、業者が出入りしている。浮島は引退を決意したそうで、アトリエを引き払い、作品もすべて売約済みなのだという。

浮島の作品を見せてもらう園子とコナン。大きな壺は、美術品コレクターの沢田宗武に売約済みらしい。
浮島が窓を開けると、ピンポン玉が転がり、それに飛びついたネコが台の足にぶつかって、危うく壺が倒れそうになる。
間一髪、園子とコナンが抑えてセーフ……かと思いきや、壺は真っ二つに。
壺は内側にテープが貼ってあり、何者かが事前に割っていたようだ。その何者かはピンポン玉を仕掛け、壺が割れたらネコの仕業に見せかけようとした。ん~~~?内側にテープ貼ってたら割れないんじゃ???

怪しいのは、壺が真っ二つになる直前に駆けつけた、浮島の元弟子3人。
安達克之、橘美由紀、夏目智子だ。
夏目は浮島の引退に強く反対していて、他の先生に弟子入りした橘や安達を批判する。申し訳なさそうな浮島を見た夏目は冷静になり、部屋を飛び出していった。

床に残った白い足跡が気になったコナンが浮島に聞くと、浮島が11時過ぎに部屋の掃除をしようとして、部屋の入口で重曹をこぼしてしまったのだという。
コナンは、壺が倒れる仕掛けをしたのが安達だと指摘する。
安達の靴には重曹がついていた。コナンたちが来た後で業者がブルーシートを敷いたため、安達が部屋に来たのはもっと前になる。
また、壺が倒れる仕掛けをした人物はテープを回収するため、壺が落ちた後、なるべく早く部屋に来なければならない。最初に部屋に駆けつけたのは安達だった。ん~~~???いくら壺が割れて慌てるからといって、テープに気づかない訳なくないか???
安達は仕掛けをしたことは認めるが、壺は既に割れていたと主張する。

そんな中、壺を買い取った美術コレクターの沢田宗武がやってくる。
割れた壺を見た沢田は激昂。浮島や安達に掴みかかるが、コナンが麻酔銃を撃ち込んで眠らせる。えっ!笑 こんな麻酔銃の使い方いいのか!笑

安達が割れた壺を発見したのは11時30分ごろ。11時30分から20分間ほど、浮島はアトリエの裏で、怪我をしたネコの手当てをしていた。その間、壺が割れる音はしなかったという。
橘は、壺を割ったのは自分かもしれないと言い出す。
彼女は10時30分に部屋に入った。作品の状態や売約状況を知りたがっていたコレクターのために、作品の写真を撮っていたのだ。その時、壺の台にぶつかった覚えがあった。橘は10時45分ごろ部屋から出た。
その後部屋に入った安達が割れた壺を見つけ、橘が割ったと思い偽装工作をした、という流れだった。
だが、10時59分に部屋に入った夏目が、その時まだ壺が割れていなかったことを証明する。

時系列を整理し、疑わしいのが夏目だということになる。
ところがコナンは窓に注目し、真犯人に気づく。窓は最初閉まっていたが、橘が部屋に入った時に開けた。だが安達が入った時、ピンポン玉を仕掛けるために窓を閉めた。

壺を割った犯人はネコだった。
ネコは窓の外に積まれた箱に乗って窓から室内に入り、壺の台に飛び乗った。その衝撃で壺は落ちて割れ、驚いたネコはそのまますぐに窓から外に出た。ネコの怪我は、その時に負ったものだった。

真相がわかり、口論していた元弟子三人も和解。沢田にはよく似た別の壺を渡すことにする。
浮島は安達と橘には次の道をお膳立てしてやり、夏目のことはこれからも面倒を見るという。



■『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』

毎年お馴染みの、劇場版の前日譚ですが……まあ本編と繋がりが薄いのもお約束!笑
「映画をより楽しむために~」というより、映画を書いた脚本家さんをテレビでも!、という楽しみ方が正解でしょう。

……ところで、タイトルは「失われたお宝ミステリー」、先週のネクストコナンズヒントは「宝の目録」でしたが……どこが!?って感じでした笑

Cパートのキッドも静止画だけ、って……。
今回は、人気声優3人(田野アサミさん久野美咲さん増田俊樹さん)が初出演したのが見どころだったかな笑

ちなみに、映画の感想の方も投稿したので、良ければそちらもぜひ!



■【今週のおすすめ】『壺中美人』横溝正史

今回は「アトリエ」「壺」というキーワードから、横溝正史が1957年に発表した『壺中美人』(原題:「壺の中の女」)をご紹介! 『犬神家の一族』で有名な日本の三大名探偵の一人・金田一耕助が活躍するシリーズです。

画家・井川謙造がアトリエで刺殺され、現場から逃走した犯人が、パトロール中の巡査を刺す事件が発生。等々力警部に呼ばれた金田一が捜査に乗り出す。井川はアトリエを女との逢瀬の場所にしていたらしい。遺体を発見したのは、井川の女中・宮武たけ。井川の叫び声を聞いてアトリエを覗くと、なんと支那服を着た女が壺の中に入ろうとしていた。それは金田一が先日テレビで見た、中国人の曲芸と同じだった……。

……というお話。殺された男のサディスティックな遊びや、壺の中に入る曲芸など、独特の不思議な雰囲気がまとわりつく話です。70年近く前の作品なだけあって、ところどころに時代を感じる表記があります。


園子「Next Conan's HINT!」
コナン「花びら!」
園子「キッド様が見つめるのは、函館~!?」
コナン「来週の金ローは、黒鉄の魚影!」


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